(まえがきから)ガソリン価格は乱高下し、消費税も上がって車にかかる費用はどんどん増していく昨今です。車を買い替える時はできるだけ燃費が良い車を選んでガソリン代を節約しようと考えるのは当然のことですね。しかし、車のカタログ燃費はほとんどあてにはならないのはもはや常識ですし、節約のために車選びをするのであればガソリン代以外の維持費もトータルで考える必要があります。こういったことは多くの人が分かっていることです。しかし間違った考え方や単にメーカーの宣伝に踊らされている人も少なくありません。そして車メーカーはともかく、自動車雑誌、自動車ジャーナリストも「事実」や「本質」を伝えることはありません。つまり、悪い車を「悪い」と伝えることはまずほとんどないのです。本当に節約になる車を選ぶには、本当に「良い」車を選ばなければなりません。でも一般購入者は車の専門家ではありませんし、その一方で自動車雑誌や自動車ジャーナリストなどの専門家は車の本当のことは伝えません。それでは我々は何を頼りに車を選べばよいのでしょうか。それには結局、車関係の記事を「きちんと」読解することです。記事を裏まで読んで本質を見極めることです。それと、周りの人が乗っている車の情報を自分で集めることも重要です。(ネット上の口コミではなく)なお本書の内容は、車関連の情報サイトやブログを毎日巡回しているような、いわゆる“マニア”の人は想定していませんのでご注意ください。車を日常生活に必要な耐久消費財としてとらえている方が車についてもっと深く知って安全性を損なわずに節約するための本です。(目次)第一章 ハイブリッド車をもう一度きちんと考えてみよう第二章 オプション品が燃費を悪化させる仕組み第三章 軽自動車増税に反対運動が起きないわけ第四章 車紹介記事の「裏」と「本質」の読み方第五章 間違いだらけの省エネ運転上級テクニック第六章 4WDは仕組みを理解しないとかえって危険
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