.NET Framework 2.0とVisual Basic 2005、そしてVisual Studio 2005が登場して、Windowsのアプリケーション開発のスタイルが大きく変わりました。あらかじめ開発されてテストされたコンポーネントが多数提供されるようになったので、プログラマがするべきことは既成のコンポーネントを有効に利用することになりました。これまでプログラマがしなければならなかった作業の多くを省略して、プログラマはアプリケーションの機能を実現することに専念できるようになったのです。 本書では、.NET Framework 2.0とVisual Basicでアプリケーションを開発するために必要なことを、具体的なサンプルを使ってわかりやすく示します。本書で説明するアプリケーション開発の詳細を読み進むと、アプリケーション開発に必要な知識が自然と身に付き、Visual Basicのプログラミングに必要なオブジェクト指向プログラミングやイベント駆動型プログラミングのような重要な概念を自然に理解することができます。また、Visual Studioやプログラムの背後で行われていることを理解することができます。そのうえ、本書ではVisual Basicらしいプログラムの書き方に重点を置いているので、Visual Basicプログラムの本格的なプログラム書法を最初から身に付けることができます。つまり、アプリケーションを作る楽しみを味わいながら、真の実力を身に付けることができるのが本書です。さらに、各章の練習課題にチャレンジして、本書のサンプルをベースにして機能を追加すると、実際に役立つアプリケーションを開発するための実力が確実に自分のものになります。 本書はアプリケーションプログラミングを楽しみながらVisual Basicのプログラミングを学習するための本です。本書でVisual Basicの.NET Frameworkプログラミングを楽しんでください。
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