武者小路実篤新装版 (Century Books 人と作品 36) [ 福田清人 ]
Century Books 人と作品 36 福田清人 松本武夫 清水書院ムシャノコウジ サネアツ フクダ,キヨト マツモト,タケオ 発行年月:2018年04月 予約締切日:2018年04月06日 ページ数:216p サイズ:全集・双書 ISBN:9784389401290 福田清人(フクダキヨト) 1904(明治37)年長崎に生まれる。1927年東京帝国大学文学部国文科卒。立教大学教授をへて、実践女子大学教授、日本近代文学館常任理事を歴任。1995年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1編 武者小路実篤の歩んだ道(幼年時代/少年時代/青年時代/トルストイ接近/『白樺』への道)/第2編 作品と解説(お目出たき人/戯曲『その妹』/幸福者/友情/愛と死 ほか) 「この道より我を生かす道なし この道を歩く」新しき村の入り口に立つ木碑にそう書かれてある。武者小路実篤は単なる芸術家ではない。自分をよく生かすことはそのまま人類をよく生かすことに通ずる、という「個」と「人類の意志」との直接的な合一を追い続ける思想家でもあった。新しき村はその「我を生かす道」の一つの現れであった。新しき村を除いては武者小路を語れないのである。自然主義文学期の渦中に登場し、芥川龍之介をして「文壇の天窓を開け放って爽な空気を入れた」といわしめ、「書きたいことは全部書き、書きたくないことは全部書かない」そういう書き方をつらぬき、型破りの人間武者小路実篤は、悠悠九十歳の天寿をまっとうしたのである。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本)
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