「差別」をかぎまわり、教育の条理も、子どもたちへの配慮もなく、むりやり「差別」事件にしたてあげ、それに毅然として反対した教師に暴力をふるい、同情を示す教師たちにさえ脅迫で良心を捨てるように強要する。正義と教育を守るたたかいをやめさせるために、子どもたちにも不信をふきこみ、クラスをとりあげ、さらに研修命令で学校から追い出す。そしてそれを校長や教委や組合までが推進する。「なぜ、こんなことがー」と思わせられるような事実の数々-。本書は屈従をはねのけ、勇気と良心を出し合って、みんなで夜明けをひらいてゆく、まさに“人間たち”の記録です。
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