新進の研究者を結集して過去・現在の研究成果を検証し、将来的展望をみすえつつ縄文研究の新地平を探る。1 総論(縄文人骨の情報;縄文時代の社会組織)2 人骨形質と遺伝情報(人骨形質から見た集団差;血縁関係の推定―中妻貝塚の事例;縄文人と現代日本人の類縁関係分析にみる問題点;縄文人骨のミトコンドリアDNA分析)3 古人口・寿命・病気(縄文時代の人口動態;縄文時代人の出生率;縄文時代人の疾病;縄文時代人の虫歯率)4 社会組織(婚姻と家族;親族組織・出自集団;ジェンダー;社会階層;集団構成―千葉県権現原貝塚の事例)5 装身と表示(装身具の着装意義;土製耳飾の装身原理;抜歯;イレズミの起源)新進の研究者を結集して過去・現在の研究成果を検証し、将来的展望をみすえつつ縄文研究の新地平を探る。縄文時代の人口動態、出生率、疾病、社会組織、装身、人骨形成から見た集団差など、各研究者が最前線を報告。
Honya Club.com