ベートーヴェン(1770-1827) Sony Classical *cl*
激情のドラマを熱く滾らせた、
アントニーニのベートーヴェン全集がついに『第9』で完結!
ジョヴァンニ・アントニーニとバーゼル室内管弦楽団が作曲年代順にじっくりと進めてきた「ベートーヴェン:交響曲全集」の完結編となる交響曲第9番がようやく登場します! 読売日本交響楽団への客演という来日タイミングでの奇跡的なリリースです。
リコーダー奏者で、イタリアの古楽オーケストラ「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」の創設者でもあるアントニーニは、バロックを中心に斬新な演奏を続けてきましたが、2000年代に入ってからは指揮者としての活動にも重点を置き、レパートリーをバロック以後の古典派にも拡大し2032年の完成を目指してのハイドン交響曲全曲演奏・録音にも着手しています。客演指揮者を務めるバーゼル室内管との「ベートーヴェンの交響曲全集」の録音は、第1弾の第1番・第2番が「Oehms Classics」で2005年にスタートし、第3番以降はソニー・クラシカルにレーベルを変えて継続してきました。また2015年にはカルミニョーラほかとの共演で三重協奏曲も録音しています。バーゼル室内管はモダン楽器、ピリオド楽器の両方を操る室内オーケストラですが、このベートーヴェンの演奏にあたっては、ナチュラル・トランペット、ナチュラル・ホルン、ケトル・ドラムの採用、弦楽器にはガット弦を使用。木管楽器はモダン楽器を使用しながらも、HIP様式を大胆に取り入れているのが特徴です。控えめなヴィブラートによるガット弦の音色の「輝き」と「粋」の極み。そして、金管楽器とティンパニの軍楽的で粗野的な荒々しさ。木管の美しい歌い回し、弦楽の切り込みなど、新発見の魅力が多数見出されます。
緻密な仕掛けによって生まれる立体的でダイナミックなベートーヴェン像の再現に成功し、これまでの発売された交響曲はいずれも非常に高い評価を得ているこのシリーズ。声楽陣も、ソプラノのレグラ・ミューレマンを始めとする旬のソリスト、ここ数年名匠ポール・マクリーシュの指揮でベルリオーズやブリテンのレクィエムに参加して、その均整の取れた見事な歌唱で評価が高まってきているヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団という万全の布陣。シリーズ最後に相応しい、アントニーニがこだわりぬいた解釈をじっくりお聴きいただけます。(輸入元情報)
【収録情報】
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
レグラ・ミューレマン(ソプラノ)
マリー・クロード・シャピュイ(メゾ・ソプラノ)
マクシミリアン・シュミット(テノール)
トーマス・E・バウアー(バリトン)
ヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団
バーゼル室内管弦楽団
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
録音時期:2016年9月5-7日
録音場所:ポーランド、ヴロツワフ、国立音楽フォーラム、大ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc1
1 : I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2 : II. Molto vivace
3 : III. Adagio molto e cantabile
4 : IV. Finale. Presto Allegro assai Rezitativo Allegro assai
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