第1部 民法の諸問題(「慣習法上の物権」の問題点;意思主義の今日的妥当性―特に証拠保全との関係で;米国の取得時効制度と登記;登記引取請求権についての一考察―主として受領遅滞との関連において;不動産賃借人に対する賃料請求と登記の要否について;賃料請求と登記;妨害者不明の場合の妨害と排除;盛土をめぐる若干の私法上の問題;自己の物の時効取得について;「物から受けた損害の賠償請求権」と留置権の主張;抵当権者の物上代位をめぐる若干の考察;所有権の変動と法定地上権の成否;法定地上権の再評価;根抵当権の被担保債権と保証債権;抵当証券の有価証券性;債権に基づく妨害排除請求;一般債権者の地位と詐害行為取消制度―19世紀フランスにおける議論を中心に;債権譲渡と契約の解除―545条1項但書と468条2項の関係;ドイツにおける賃料制限と暴利;不動産取引と不動産仲介業者の責任―調査・告知義務違反をめぐる判例を中心として;登記代理委任契約の成立について―最近の理論状況;広告媒体社の広告掲載上の過失責任―アメリカにおけるEimann事件判決の検討を中心として;輸血・血液製剤によるHIV感染―ドイツの判例を手掛りに)第2部 著作権法の諸問題(著作権法の理論に関する一考察―コンピュータによる生成物の権利帰属を中心に;法人著作の概念―世界の著作権法にみられる二つの思潮;宗教団体の「教義」と著作権;著作権法におけるキャラクターと商品化権;応用美術の保護―現行著作権法制定の経緯を中心として;応用美術の著作物性に関する研究―とくに独法による若干の比較検討;著作権と意匠権の累積;データベースの法的保護;出版を目的とする著作権者と出版者との契約;著作権法と比較法;米国著作権法制の進展;著作権の用尽について―特許権の用尽と
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