季節のことばとは、私たちの住むこの風土を認識することば。たとえば「春一番」「青葉潮」「やませ」―季節感だけではなく、喜怒哀楽に満ちた生活の知恵をも感じさせる。古来より世々の歌よみたちが思想や想像力をこめて育んできたそれらの「季の詞」を、歳時記編纂の第一人者が名句や名歌とともに鑑賞。生活習慣や気候が変化する現代においてなお、感じることのできる懐かしさや美しさが随所に息づいている。春(春;立春 ほか)夏(新緑;深山霧島 ほか)秋(踊;月 ほか)冬(附・新年)(時雨;狸と貉 ほか)歳時記について■上皇陛下と上皇后陛下がおふたりで毎朝、音読している本として話題!宮内庁「上皇陛下のご近況について(お誕生日に際し)」より・日本テレビ「news every」(2019年12月23日)で放映されました。・フジテレビ「Live News it!」(2019年12月23日)で紹介されました。・テレビ朝日「報道ステーション」(2019年12月23日)で紹介されました。季節のことばとは、私たちの住むこの風土を認識することば。たとえば「春一番」「青葉潮」「やませ」――季節感だけではなく、喜怒哀楽に満ちた生活の知恵をも感じさせる。古来、世々の歌よみたちが思想や想像力をこめて育んできたそれらの「季の詞(ことば)」を、歳時記編纂の第一人者が名句や名歌とともに鑑賞。生活習慣や気候が変化する現代においてなお、感じることのできる懐かしさや美しさが隅々まで息づいている。解説・宇多喜代子(目次)【春】春 その一/春 その二/立春/春めく/水温む/春一番/フェーン/東風/霞/末黒の薄/若草/たんぽぽ/黄色い花/夜の梅/椿/桜鯛/魚鳥の季節/春暁・春昼/日永/麗か・長閑/春の蝶/蛙のめかり時/囀/雨の名風の名/花曇/花 その一/花 その二/花 その三/春の暮/三月尽
Honya Club.com