天橋立近くの浜で男の溺死体が発見された。右横腹に古い銃創、顔には整形手術のあとが残されており、死の数日前、若狭湾冠島周辺の海面をドローンで撮影する姿が目撃されていた…。そんな折り、十津川警部が舞鶴警察署を訪れる。東京月島で五年前に起きた銃撃事件に、溺死した男が関わっていた可能性があるという。捜査が進むにつれ、昭和二十年八月、オランダ女王の財宝などを積載した第二氷川丸が若狭湾で自沈した事実が判明し、その財宝にかかわる謎の団体の存在に行き当たったのだが…!?長篇ミステリー。十津川警部、引揚船と消えた財宝の謎に挑む!?天橋立近くの浜で男の溺死体が発見された。右横腹に古い銃創があり顔には整形のあとが残されていた。死の数日前、若狭湾冠島周辺の海面をドローンで撮影する男の姿が目撃されていた。そんな折、十津川警部が舞鶴警察署を訪れる。東京月島で五年前に起きた銃撃事件に、溺死した大竹昭一が関わっていた可能性があるという。大竹は、なぜ舞鶴の海に関心を持っていたのか。捜査が進むなか突如、若狭湾の調査に乗り出す海洋資源調査会社が現われ……。第一章 若狭湾第二章 昭和二十年八月十九日第三章 新たな参加者第四章 七十四年前の罠第五章 回顧昭和二十年八月第六章 軍と市民と海と第七章 犯罪オークション第八章 静けさを取り戻した海
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