プリクラの開発者、新橋の靴磨き、戦争の語り部、被災者、老舗喫茶店主、離島の灯台守、ホストクラブ経営者、遺品整理業、94歳の現役助産師、救急救命士…。30人の語るそれぞれの30年を通じて、平成という一時代の終わりとその先を見つめる。第1章 生み出す人々第2章 大都会の雑踏で第3章 わが道をゆく第4章 変わる、変える第5章 語り継ぎたい第6章 命をつなぐYahoo!ニュース 人気企画、待望の書籍化!プリクラの開発者、新橋の靴磨き、戦争の語り部、被災者、老舗喫茶店主、離島の灯台守、ホストクラブ経営者、遺品整理業、94歳の現役助産師、救命救急士……30人の語るそれぞれの30年を通じて、平成という一時代の終わりとその先を見つめる。朝井リョウ、DOZAN11(元・三木道三)、森達也の特別インタビュー掲載。バブル崩壊から始まった平成の時代。事件や災害、社会制度の変革、技術の急速的な進歩など、あらゆる「当たり前」が揺らぐ中でわたしたちは生きてきました。都会や地方、職場や家庭で日々を生き抜く人々には、それぞれに忘れられない思い出や貴重な体験があります。多種多様な人々が何を思い、何を糧にしてきたか。そうした個人の「肉声」に耳を傾けることで、次の時代に進む私たちが生きるための道標となることでしょう。生き方や価値観が多様化したいま、埋もれがちな個人史をすくい上げることで、そこから浮かび上がる「平成」という時代を振り返ります。「人の流れが速いわねぇ。みんな、足が速くなったわね。ゆっくりする暇がないんだか、ちゃっちゃちゃっちゃ通りますよ。前はね、この辺で、3人くらいで並んでしゃべっている女の人もいたけど、もうね、じっとしてる人を見なくなった。ゆったりしてるところがないの。みんな大変だよね。家のローンも、携帯代も払わなきゃな
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