JPY ¥1,676
日常の医療現場で使用される多くの医療材料は、保険請求が出来ず、医療材料コストの削減は、病院経営に重要な役割を持っている。一方、医療材料の質向上は、良質な医療を行うために不可欠であり、医療材料の質とコストを如何に評価するかは、今後の大きな課題である。これらを解決していくためには、メーカーから提供される情報だけでなく医療現場での医療材料の質の評価が必要である。 また、コスト管理に当たっては、経理のみでなく医療材料の専門知識がなければ、現場の医療従事者、特に医師との検討を十分に行うことは不可能である。医療材料に精通した人材の養成も急務である。 今般、日本医療マネジメント学会では、医療材料検討委員会を新たに設け、医療材料に関する検討を行うとともに医療現場からの情報発信を行うことになった。学会活動を通して医療従事者の医療材料への関心が高まり、質とコストの調和の取れた医療材料の使用と製品の開発・改良に繋がることを期待している。 日本医療マネジメント学会監修による本季刊誌『イザイ』は、その情報発信雑誌として創刊された。 これまで類のない現場の情報から作られる医療材料専門誌の創刊は、医療材料に関する情報公開に繋がり、これまで少なかった患者の視点が医療材料の検討に加わってくることも期待されている。  セブンネットショッピング