著者の教えている看護学校では多くの学生が働きながら勉強しており,平均的な大学生に比べて,勉強のための環境は非常に厳しいものがある.著者は学生を指導していくうちに,多くの学生が「学習の方法」を理解しておらず,そのために非常に効率の悪いやり方を習慣的に繰り返していることに気付いた。そこで,効率的・効果的・戦略的に学習する方法を,授業の合間に教えるようにした.結果,著者着任時は60%であった高等看護学院の国家試験の合格率が,3年目には100%となった.学生にいつも言っているそのノウハウを集め,本著にまとめた.この学習法を「戦略的学習法」と呼ぶ.このネーミングには,「学生のみんなが,目標に向かって頑張ってほしい」という著者の強い願いが込められている.この本で,学生が戦略的な思考を身に付けて人生の目標に向かって歩いていくこと,そして,社会に貢献する人材に成長することを著者は願ってやまない.
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