ラモーの最初のオペラの初商業録音
サー・アンソニー・ルイスはバーミンガム大学のバーバー・インスティテュートで毎年舞台化されるオペラの監督を務め、初めは地元の聴衆に、その後これらのデッカとアーゴの録音で世界中の聴衆に、バロック・オペラがもはや学者たちだけのものではなく、モーツァルトやプッチーニの作品のように生き生きとした力強いドラマを持っていることを伝えました。
ジャン=フィリップ・ラモーはバッハやヘンデルと並ぶバロック作曲家であることは今では誰もが認めることですが、この『イポリートとアリシー』のような説得力のある強さを持った録音によるところが大きいでしょう。1965年7月、バーバー・インスティテュートの舞台の数ヵ月後にデッカのウェスト・ハムステッド・スタジオで録音されました。義母フェードルの息子イポリートへの愛、同じく絶望的なイポリートのアリシーへの愛、そして多くの激しい神の裁きと罰が描かれています。CD2枚組。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラモー:歌劇『イポリートとアリシー』全曲
アリシー/アンジェラ・ヒッキー(ソプラノ)
イポリート/ロバート・ティアー(テノール)
女司祭/Sylvia Rhys-Thomas(ソプラノ)
フェードル/ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
エノーヌ/パトリシア・ブランズ(ソプラノ)
ディアーヌ/ロー・ウッドランド(ソプラノ)
アルカス/エドガー・フリート(テノール)
テゼー/ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)
ティジフォーヌ/ジェラルド・イングリッシュ(テノール)
プリュトン/ロジャー・ストールマン(バス)
運命の神I/ジョン・ウィットワース(カウンターテノール)
運命の神II/キース・アーウェン(テノール)
運命の神III/ジョン・ノーブル(バリトン)
メルキュール/ナイジェル・ロジャーズ(テノール)
巫女/ジル・ゴメス(ソプラノ)
ネプチューン/クリストファー・ケイト(バス)
セント・アンソニー・シンガーズ
サーストン・ダート(チェンバロ)
イギリス室内管弦楽団
サー・アンソニー・ルイス(指揮)
録音時期:1965年7月16,17,19,22日
録音場所:ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
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