タルコフスキーが映画化を考えていたと言われる「第五福音書」。時を経て西川隆範氏が漫画化を構想、今ここに完成。プロローグ エロヒムとヤーウェ第1章 ヴォーダンからブッダへ第2章 二人の幼子第3章 旅の日のイエス第4章 ヨルダン川からゴルゴダの丘まで第5章 コルキスの学院―火星の輝きシュタイナーは、『ヨハネ福音書講義』『マルコ福音書講義』『マタイ福音書講義』『ルカ福音書講義』『創世記の秘密』など聖書について、キリストについて多くの講演をしている。『第五福音書』は、四福音書に追加してシュタイナーが示したものであり、通常の聖書の解釈とは相いれないように見える記述が含まれている。キリストあるいはキリスト教に対する既存の教説にとらわれることなく、まずは、一つの物語として、その物語の持つ力を体験してみることが重要である。精神の自由が言われながら、様々な教説に影響を受け自分の考えや判断をもちにくい現代であればて、自分の判断を加えることが大切である。通説と異なるかどうかが問題ではなく、自分が元気になるかどうか世界が元気になるかどうかが本当の試金石なのである。(本書解説より)
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