南葛飾郡、東京市の時代にタイムトリップ!葛飾区・江戸川区発足90周年記念出版!1章 歴史テーマで見る葛飾区(戦後の爆発的人口増を経て―「大東京」葛飾区の成立;駅前には寅さんの銅像―柴又帝釈天 ほか)2章 古地図で見る葛飾区(乱開発を逃れた住宅地―水元公園周辺;中川と大場川の改修で―西水元地区 ほか)3章 歴史テーマで見る江戸川区(南北を走る鉄道がない!―江戸川区と鉄道;家康が開削した水路の転変―新川物語 ほか)4章 古地図で見る江戸川区(江戸川区最北端の街―小岩駅周辺;篠崎緑地と江戸川飛行場―善養寺ー篠崎ー鹿骨 ほか)葛飾区は東京都の東部に位置し、区域の全体が荒川の外側にある唯一の区である。区の西部は海抜ゼロメートル地帯で、海抜マイナス1メートルもしくはそれよりも低い場所もある。一方、区の東部は海抜1ー2.5メートルの範囲となっている。都内で唯一埼玉県と千葉県の両方に隣接する区でもあり、現在の人口は42万人を数える。「葛飾」の名称は現在の葛飾区の地域に固有のものではなく、下総国葛飾郡一帯の広大な地の総称であった。また、現在の葛飾区一帯や江戸川区の付近は近世まで「葛西(葛飾の西部の意)」の名称で呼ばれていた地域であるが、現在では一般に江戸川区南部一帯の地域を指すにとどまっている。一方、東京23区で4番目の広さを持つ江戸川区は、区域の西側を荒川と中川で区切られ、東側は江戸川・旧江戸川で千葉県浦安市と市川市に接している。人口は現在、70万人を超えるまでに増大している小松菜発祥の地としても知られており、江戸幕府第8代将軍徳川吉宗の鷹狩の際に献上され、地名から小松菜と命名されたと伝えられている。区内の農業産出額は23区最大であり、小松菜のほか、鹿骨などでは花卉栽培が盛んである。特に毎年7月に台東区入
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