JPY ¥3,300
戦後文学史に不滅の輝きを放つ小説群―卓抜な読解に浮び上がる、豊饒な作家の"全体像"。『俘虜記』により作家として出発、ベストセラーとなった『武蔵野夫人』『野火』『花影』、完璧主義による壮大なレクイエム『レイテ戦記』。さらに『事件』、『堺港攘夷始末』まで―歴史の激流の中で誠実な歩みをつづけた小説家大岡昇平の"ながい旅"の軌跡を、透徹した作品分析によって描き出す。小説家の生誕俘虜の家の記録情熱恋愛の心理とその彼方深淵をさまよう敗兵政治の地平に近づいて(崩壊の叙事詩;ハムレット変奏)女たちをいとおしむ哀歌レイテ島の闘い、および闘いを超えて歴史が小説になるとき(先駆ける者の悲劇;空しい犠牲を悼んで)愛と裁判について『俘虜記』により作家として出発、ベストセラーとなった『武蔵野夫人』『野火』…。歴史の激流の中で誠実な歩みをつづけた小説家・大岡昇平の"ながい旅"の軌跡を、透徹した作品分析によって描き出す。   Honya Club.com


JPY ¥2,456
戦後をよく戦い、昭和を閉じて逝った文学者の世界に迫る。収容所としての戦中・戦後戦友への約束『野火』と『武蔵野夫人』《政治》と《情事》『花影』論『事件』と『サッコとヴァンゼッティ』『天誅組』について歴史への視点『レイテ戦記』解説罪なくして十字架にかけられた者によって批判的劇詩人と散文家歴史の中の人間探究批評と小説の間人間の今の生のために小説の魅力を解くある自己回帰者(エゴチスト)の旅   Honya Club.com


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花影戦記妖魔降臨 1   Honya Club.com


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小林秀雄、中原中也と出会い、辛い文学的青春をスタンダリアンとして出発、大戦下の俘虜体験を通し自らの魂のことを書き続け、『俘虜記』『武蔵野夫人』『野火』、そしてレイテ戦記に至る一時代を疾走した小説家大岡昇平。大岡昇平アルバム大岡さんのこと作家論(鎮魂歌としての認識―大岡昇平;大岡昇平の手―精神の宿り;小説は観念を描きうるか ほか)ひと(文壇人物論;失語と沈黙のあいだ;父のこのごろ ほか)文壇登場のころ(「武蔵野夫人」;ストイシズムの文学;2人の知性作家 ほか)大岡昇平文学紀行―渋谷・恋ケ窪作品論(『武蔵野夫人』―恋ケ窪;戦争と神―「野火」大岡昇平;『花影』の位置 ほか)追悼(大岡昇平さんを悼む;末期の眼と歩哨の眼 ほか):さまざまの照明(大岡昇平のモーツァルト;母という歴史 ほか)大岡昇平の作品代表作ガイド大岡昇平年譜   Honya Club.com


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花影戦記妖魔降臨 2   Honya Club.com


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大岡昇平―その文学の軌跡『俘虜記』『野火』の世界における想像力『レイテ戦記』論『事件』―真実と裁判的真実『酸素』の構造『雲の肖像』論大岡昇平における方法上の「試み」(『俘慮記』から『花影』まで;『愛について』・『野火』・『天誅組』を中心に)柔軟に、そして根源的に―大岡昇平の方法大岡昇平と十五年戦争   Honya Club.com


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冷戦構造の崩壊を予見し、それを超える論理を提起しながら昭和と共に逝った大岡昇平―その文学の核心を抉る力作長篇評論。1 一九四五年一月二十五日(「非情」という定点から―『俘虜記』の視点;『武蔵野夫人』と『野火』を包む文学空間―「俘虜記」から『俘虜記』まで)2 一九六一年七月(持続する「絶望」の中から―『酸素』から『花影』へ;一九六一年の転換―「敗戦の結果背負わされた十字架」としての現代仮名づかい)3 一九八八年十二月二十五日(〈戦後〉から〈戦後―後〉的状況へ―『レイテ戦記』以後;「昭和末」の大岡昇平―自伝二部作から『堺港攘夷始末』へ)   Honya Club.com