空前の怪談会ブームのいま、よみがえる大いなる原点の書。アニメや舞台化でも話題を呼ぶ、不朽の文豪、泉鏡花。彼が関わった春陽堂系の三大「怪談会」を、初出時の紙面を復刻することで完全再現。巻頭に特別インタビュー「京極夏彦、鏡花を語る」も掲載。インタビュー 京極夏彦、鏡花を語る影印『怪談会』(熊田茂八編、柏舎書楼、明治四十二年十月刊行)おばけと鏡花と春陽堂(東雅夫)影印「怪談百物語」"鏡花会"とその周辺(穴倉玉日)影印「怪談会」(「新小説」大正十三年四月号/五月号掲載)附録(吉原で怪談会(「国民新聞」明治四十二年八月二十六日木曜日);遠野の奇聞(泉鏡花)(「新小説」明治四十三年九月/十一月号掲載);父の怪談(岡本綺堂)(「新小説」大正十三年六月号掲載))空前の怪談会ブームのいま、よみがえる大いなる原点の書!アニメや舞台化でも話題を呼ぶ、不朽の文豪・泉鏡花彼が関わった春陽堂系の三大「怪談会」を、初出時の紙面を復刻することで完全再現巻頭には、鏡花や怪談会に造詣の深い京極夏彦氏のインタビューも掲載令和のおばけずき読者、待望かつ必見の一冊!ー怪談会とはー大の「おばけずき」でもあった泉鏡花は、柳田國男、喜多村緑郎、鏑木清方、芥川龍之介、長谷川時雨、水野葉舟、平山蘆江ら、同好の文人墨客名優らと相つどい、夜を徹した「百物語怪談会」に興じることを好んだ。その怪談会は、春陽堂発刊の「新小説」誌上の特集企画に、あるいは社員のひとり熊田茂八が別社名で刊行した名著『怪談会』に結実している。
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