私は滅度する、さらば弟子たちよ!これが私の最後の説法である。臨終を前にした釈尊が最後に行った説法―『遺教経』。そのお釈迦さまの姿に自分を重ね、齢九十六歳になる松原泰道師が『遺教経』を懇切に読み解く。永き仏道生活を振り返り、最後に伝えたい教えとは何か。松原師の遺教ともいえる『二十一世紀へ言い遺したいこと』も併収。遺教経に学ぶ(釈尊入滅のとき;戒を守り、自己のものとす;心をととのえ、欲を制す;日々を生きる戒め;守るべき八つの徳目;教えをこの身に修行せん;さらば弟子たちよ)二十一世紀へ言い遺したいこと(人生は…、苦であった;苦を救うための四つの心理;なぜ私は仏道を求めるのか;どこまでも人間性を信じなさい)原文『遺教経』(仏垂般涅槃略説教誡経)臨終を前にした釈尊が最後に行った説法「遺教経」。永き仏道生活を振り返り、最後に伝えたい教えとは何か。お釈迦さまの姿に自分を重ね、齢96歳の著者が「遺教経」を懇切に読み解く。
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