スペインが誇る名ジャーナリストが、世界的ベストセラー作家パウロ・コエーリョの自宅で1週間にわたっておこなった濃密な単独インタビューの集大成である。「今後20年間は自分の過去を語らずに済むことを願う」―作家がそう述懐したほど、アリアスのインタビュー手腕は卓越していた。1999年の出版と同時に大きな話題を呼んだ「幻の書」、待望の邦訳。第1章 前兆第2章 精神病院、監獄と拷問第3章 私生活第4章 政治と倫理第5章 女性性第6章 魔術第7章 麻薬第8章 改心第9章 作家第10章 読者たち第11章 パウラ、アナ、マリア世界的作家が、信頼を寄せる記者に創作と人生の秘密を告白した?人間、世界、文学の深奥に迫る、心揺さぶる対話! 本書はスペイン「エル・パイス」紙の名記者で作家のフアン・アリアスが1998年7月初旬、日本でも『アルケミスト』の大ヒットで知られる世界的ベストセラー作家パウロ・コエーリョ(1947‐)の自宅で1週間にわたっておこなった単独インタビューの集大成である。作品執筆にまつわる秘話、読者へのメッセージはもとより、コエーリョ自身が「今後20年間は自分の過去を語らずに済むことを願う」と述べたほど、私生活や内面に踏み込んだ内容となっている。1999年の出版と同時にスペイン語圏では好評を博したが、日本ではこれまで英語版を手に入れた少数の人々にしかその存在を知られていなかった、いわば幻の書である。 話題は個人的な範囲にとどまらず宗教、倫理、政治、魔術、麻薬問題と幅広く、聖書、老子、シェイクスピア、オルテガ・イ・ガセー、カルロス・カスタネダ、レオナルド・ボフといった古今東西の箴言を織り交ぜ、現代の社会問題に一石を投じている。またコエーリョがこよなく愛する祖国で、目覚ましい経済成長を遂げ、現在世界で最も脚
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