その研ぎ澄まされた感性で、北欧ブラジリアン・シーンきってのピアニストとして高い評価をうけるスティーン・ラスムセンが、自身のクアルテートを率いてブラジル・サンパウロでレコーディングした最新アルバムが、この『STEEN RASMUSSEN QUARTETO EM SAO PAULO』。透明感溢れる、究極のモダン・ブラジリアン・ジャズ作品としても一級品ながら、注目すべきは、カエターノ・ヴェローゾをし「私が知る中でもっとも美しい声のひとり」と言わしめたシンガー、マルシア・ロペスがメイン・ヴォーカルに起用されたこと。さらに注目のシンガー・ソングライター、ファビオ・カドーリも自作曲を提供しボーカルでも参加しているなど、ブラジル音楽ファンにとって、そして何と言ってもマルシア・ロペスの新作を待ちわびるファンにとっては嬉しいサプライズ!北欧ブラジリアンの新たなマスターピースとなりうる名作が、日本盤のためにデザインされた美しいジャケで新装リリース!これまでのアギーレ作品のアートワークを手掛けてきたパメラ・ヴィジャラーサ氏によるイラストを全面的にあしらったジャケットも期待を裏切らない完成度。タイトル『ORILLANIA』は「岸辺」「沿岸」を意味する「ORILLA」を元にしたアギーレによる造語と思われ、都会の喧噪から離れ、パラナ河のほとりに住み、河を自らの創作活動の源、というアギーレの想いが込められた美しい響きのタイトルです。
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