エイプリル・フールやフード・ブレイン等で活動し、多数のURC作品でもバック・ミュージシャンとして活躍したキーボーディスト柳田ヒロが、'72年に発表したサード・ソロ・アルバム! 本作は彼のヴォーカル曲を全面的にフィーチャーし、その少年のような歌声を初めて披露している。プログレッシヴなミュージシャンとして知られた柳田ヒロだが、都会的/先進的なポップ・センスを発揮し、様々なセッションを経て培われた音楽的素養をポップス/ソフト・ロックに落とし込んだ。すべての歌詞を手掛けたのはエイプリル・フールでも共に活動していた松本隆。インスト曲も4曲収録され、特に熱いインプロヴィゼーションが聴けるジャズ・ロック・ナンバー「END」は圧巻。松本隆の手違いで柳田ヒロ・大瀧詠一両氏に同じ歌詞を渡してしまったことにより、奇しくも同詞異曲が誕生することとなった「乱れ髪」の聴き比べも面白い。今回ボーナス・トラックとして、オリジナル・アルバム未収録のファンキーなインスト・ナンバー「エマージェンシー」を追加し、遂に待望の復刻! 解説付。紙ジャケット仕様。
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