JTV第二演出部の我満四郎は、“ねばりのガマ”と異名をとる鬼ディレクター！ TVドラマで女優の魅力を最大限に引き出すため、一切の妥協を許さず、今日も粘って粘って粘りまくる！！ 女優の魅力を引き出すことにかけては右に出る者なし！怪物ディレクター・ガマの生き様を描いた、かわぐちかいじの傑作が文庫版で登場 TVドラマの本番収録中、主演女優の桃木香織が突然「やってらんないね」とゴネだした。その理由は、ガマが彼女に泣くタイミングを細かく指示してきたこと。デビュー作での泣きの芝居が不評で、それ以来ツッパリで売ってきた桃木だが、ガマは「ここは泣いてもらう」と言って譲らない。女優の気持ちを大事にしろと部長に叱られても、彼の信念は変わらず…（第1話）。　　セブンネットショッピング