故あって吉原に売られてきたあなた。廓での生活に耐えきれずに足抜け(脱走)を試みるが、吉原の自警団、四郎兵衛会所の頭である空木に見咎められてしまう。空木との出会いによって吉原で生きていく覚悟を決めたあなたは、それから数年の後、小夜月屋の花魁(座敷持)となっていた。ある日、横暴を働く流れ者から空木の手によって救い出されたあなた。事件をきっかけに、空木があなたの座敷へ招かれることになったが――。江戸、吉原。極彩色を散りばめた囲いの中、金に等しき紅を引き、艶姿で男を誘うは美しき遊女たち。格子に囚われたその姿は、誰が言ったか籠の鳥。一夜限りの相手に身を任せ、抱かれ散らされ、眠りゆく。終わらぬ夜に夢見るは、格子の向こうの届かぬ自由。遊女の目覚めは、宵の始まり。今宵も届かぬ想いに身を焦がし、籠女は唄を口ずさむ。これは廓の内で紡がれる、色と悲哀の物語。※18歳以上推奨 全編ダミーヘッドマイク使用
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