神々の住まう出雲に銀山の石見、歴史に翻弄された隠岐。日本史上目立ちまくる旧3国からなる島根県。しかし、プライドは高くても内情は苦しい。人口減少と経済の低迷は長期化し、世界遺産登録に沸いた観光業も世情に振り回されて、安定感はまったくない。だが、そんな島根県にも光明はある。かつての流刑地隠岐には豊かな自然を求めるUIターン移住者が増加。松江は実現が難しい地方のIT産業拠点構築に成功しつつある。これは島根の実力かそれとも神々の気まぐれなのか?本書は、太古の昔から激しいアップダウンを繰り返してきた島根県の今を追い、その真相に迫る。歴史深い島根の歩みの行き着く先は一体どこなのか?詳細な取材とデータ検証から明らかにしていこう!
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