「ハゲタカ」「龍馬伝」、NHKから独立後は『るろうに剣心』『プラチナデータ』と次々に話題作を監督する大友啓史。クリエーター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞、ACC賞等、国内外の多数の受賞歴を持つ電通の高崎卓馬。最前線の二人がその映像制作の極意、手法、スタッフ育成からエンターテインメントビジネスまでをも語った濃密なトークセッション。「わがままで主体的な人が面白い」「ルールを疑う」「物語は、飛躍だ」「予定調和を壊す技術」等、独創的に意見が飛び出す。電通社内で行われているクローズドなセミナーをオープンにした「電通デザイントーク」シリーズ。【読了時間 約60分】 目次 ■ 大友流、演出の極意 「龍馬伝」から『るろうに剣心』へ 原作に忠実であること わがままで主体的な人のほうが面白い CMでしかできないことをやるのが面白い 役者のスイッチを刺激する 「テレビドラマはラジオドラマ」のルールを疑う 自分の中にいるお客さんの目線 不確定なことを現場に持ち込む 生っぽいもの=はみ出ているもの スタッフとイメージを共有するストーリーボード 物語は飛躍だ 役にはいってもらうための準備が最大の演出 ■ 今、物語に必要なもの 追体験したくなるフィクション 映像は「すごいもの」だけが残っていく 広告の予定調和を壊す技術 震災で変わったリアリティ 普遍性「今」をどう物語を取り込むか 世界に通用するエンターテインメントとは 日本映画が遅れているのは現場よりビジネス
紀伊國屋書店ウェブストア