国内観測史上最大のマグニチュード9.0を記録した東北地方太平洋沖地震、そして直後に襲来した大津波は、岩手県、宮城県、福島県などの太平洋沿岸を中心に、下水道施設にも甚大な被害をもたらしました。未曾有のこの巨大地震の被害から、下水道施設は今後どのように復旧・復興を目指していくべきなのでしょうか。 『月刊下水道』は1978年の創刊以来、地震災害と下水道を大きなテーマの一つとして取り上げ、地震と下水道のあり方を考えてきました。その蓄積と知見を今回の大震災からの復旧・復興への道にも生かしていかなければならないのではないか、過去から学ぶことが今こそ必要ではないか、と考えます。 そこで、地震にかかわる記事を再録、再構成し、書下ろしとして東北地方太平洋沖地震の下水道現地支援本部からの報告を加え、『地震と下水道』を緊急出版しました。地方自治体の下水道部局・都市計画部局・環境部局、水コンサルタント、関連事業者必携の一冊です。
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