注目新譜登場!フィリップ・グラス65歳の誕生日記念作品!交響曲第6番は、フィリップ・グラスが65歳の誕生日を迎えるにあたり、カーネギー・ホールとBrucknerhaus Linzから依頼されて作られた記念作品。題材は、グラスの友人であるアメリカのビートニク詩人、故Allan Ginsberg(アラン・ギンズバーグ;1926~97)の作品『Pollution Ode』。3つの部分からなる詩であることから、曲も3つのムーブメントより構成されています。最初のムーブメントでは核の保有、環境汚染についての激しい抗議が、2番目のムーブメントでは救い・癒しが、最後の部分では自身で思索するうちある真実に行き着く過程が描かれています。The three movements of the symphony follow the three parts of the poem, and follow, also, the passage of the poem-the first movement a passionate outcry against nuclear contamination and pollution, the second a turn towards healing, and the final movement an epiphany arrived at through personal transformation.本盤は、R=デイヴィス&リンツ・ブルックナー管による、ブルックナーハウス大ホール[リンツ]における演奏。2004年11月、2005年3、5月の収録とミキシングによりCD化されました。2枚組からなる充実作。名門オケの豊かなサウンド。初演時にも共演した、ソプラノのL.フラニガンの歌唱ぶりも特筆ものといえるでしょう~彼女は、イタリア・オペラから現代作品、合唱作品など、広いレパートリーを持っています。また、2枚目では演奏と共に、故、A.ギンズバーグの語りによるテープが…。そして、最終トラックの深い世界へ。世界初演は、2002年2月3日にカーネギー・ホールで行われました。指揮は、グラスと親密な関係を保っているR=デイヴィス。万全なる理解者によって指揮再現された作品、名門オケによる充実したパフォーマンス。ソプラノ歌手、L.フラニガン(Lauren Flanigan)との共演となります。
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