*この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。*電子版では紙の雑誌と内容の一部異なる場合や、掲載されていない画像などがあります。あらかじめご了承ください。 ■巻頭企画 サカナクション バンドを超えた“クリエイター集団”の方法論 『834.194』に見るネクスト・レベルの制作 サカナクションが7thアルバム『834.194』をリリース。音楽的にも商業的にも大きな成功を収めた『sakanaction』から約6年ぶりのオリジナル・アルバムで、2枚組/全18曲というボリュームで迫る。Disc1は「新宝島」「多分、風。」、Disc2は「グッドバイ」「ユリイカ」「さよならはエモーション」「蓮の花」といった既発のシングル表題曲を含み、前作の延長線と思えるダンサブルなサウンドも聴かせるが、音の質感に変化がうかがえる。今回は、この『834.194』の制作工程を知るべく、サカナクションのメンバーやエンジニア陣へのインタビューをフルスロットルで敢行! 全33ページに渡るプロダクション・ストーリーをお楽しみいただきたい。 ◎Frontman Interview:山口一郎 ◎Production Talk:江島啓一×岩寺基晴×草刈愛美×岡崎英美 ◎Engineer Interview:浦本雅史 ◎Instruments & Equipment Gallery(写真で見る愛用楽器&機材) ◎Live Sound Report:6.1chサラウンド・ライブの音世界~武井一雄、佐々木幸生 ■特別企画① DAWバッファーの新常識 by 渡部高士 音楽制作環境がDAWを中心としたコンピューター・ドメインとなったことで、よく話題になるのがバッファー・サイズとレイテンシーのことです。バッファーが大きければレイテンシーも大きく、逆にバッファーを小さくすればレイテンシーは小さくなりますが、処理負荷が高くなると“プチ”というノイズが混ざる......そのレベルのことは、DAWユーザーなら誰しも体感していることでしょう。ではなぜこのバッファーは必要なのでしょうか? コンピューターに明るいレコーディング・エンジニア、渡部高士氏に、バッファーとは何かを解説していただきます。 ■特別企画② モニターDSP補正への誘い by Mine-Chang GENELEC SAMモニターや、発売が予定されているIK MULTIMEDIA ILoud MTMなど、リスニング環境に合わせてスピーカーの再生特性を補正するDSP内蔵モニターが、徐々に登場してきました。また、SONARWORKS ReferenceやIK MULTIMEDIA ARC Systemなど、どんなスピーカーにも対応できるコンピューター・ベースのシステムも多数あり、今後のモニタリング環境をガラリと変えていく可能性があります。一方で、モニター回線にEQやフィルターをインサートすることに抵抗があったり、あるいはDSPでのAD/DA変換を加えることに懐疑的な人もいるのは事実です。この特別企画では、市販のDSP補正システムにとどまらず、自身でさまざまなツールを使いDSPでのモニター補正をしてきたエンジニア/プロデューサーのMine-Chang氏に、DSPがモニター補正で果たす役割と、そのメリットを教えていただきます。 ■Fair Report SUPERBOOTH19 シンセ・ギークたちの祭典をベルリンからレポート! 欧州の機材見本市と言えばフランクフルトの“Musikmesse”が有名だが、モジュラー・シンセをはじめとする音楽制作ツールのイベントは“SUPERBOOTH”がここ数年異常なほどの盛り上がりを見せている
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