記憶と慣行の西洋古代史 エジプトからローマまで/中井義明/堀井優【3000円以上送料無料】
著者中井義明(編著) 堀井優(編著)出版社ミネルヴァ書房発売日2021年03月ISBN9784623090860ページ数262,7Pキーワードきおくとかんこうのせいようこだいしえじぷと キオクトカンコウノセイヨウコダイシエジプト なかい よしあき ほりい ゆた ナカイ ヨシアキ ホリイ ユタ9784623090860内容紹介歴史と記憶の関係を問うことは、心性の次元から歴史上の多様な現象を理解することにつながる。なぜなら、ある時点における過去の「記憶」は、同時代の状況を反映しつつ人々の意識と行動に影響を与え、またある時点に社会的規範として定着した「慣行」は、変容を伴いつつ長期的に持続し、このいずれもが歴史を展開させる原動力になりえたからである。本書は、紀元前一四世紀〜後三世紀の西アジア・地中海地域における「記憶」と「慣行」にかかわる諸問題を検討し、様々な「過去と現在」の連関を提示する試み。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1部 エジプト—慣行の展開(アマルナ文書にみる専門的技能者と東地中海世界/後期王朝時代における国王祭祀)/第2部 ギリシア—記憶と慣行(民主政復興期におけるアテナイ外交—民主派ネットワークと帝国の遺産/古典期アテナイにおける顕彰と業績の「記憶」—「冠の授与」の慣行に注目して/アッティカ史叙述におけるディオニュソス到来の記憶)/第3部 ヘレニズム—記憶の編集(使節の演説における過去の語り—ポリュビオス『歴史』を手がかりに/ペルガモン王国「独立」の記憶の編集—前三〜前二世紀の政治動向を手がかりに/ヘレニズム詩におけるアレクサンドロス—名声(kleos)を伝える歌)/第4部 ローマ—記憶と歴史(ポンペイ城壁に刻まれた二つの歴史の記憶—CIL I2.1629を手がかりにして/前四四年の偽マリウス事件とユリウス・カエサルの記憶化/「若者殺し」の系譜—ヘレニズム君主の記憶をめぐる帝政期の歴史叙述)
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