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皇室と学問 昭和天皇の粘菌学から秋篠宮の鳥学まで (星海社新書) [ 小田部 雄次 ]
星海社新書 小田部 雄次 星海社コウシツトガクモンショウワテンノウノネンキンガクカラアキシノノミヤノトリガクマデ オタベ ユウジ 発行年月:2022年02月23日 予約締切日:2022年01月27日 ページ数:320p サイズ:新書 ISBN:9784065270851 小田部雄次(オタベユウジ) 歴史学者。1952年東京生まれ。85年立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得。立教大学非常勤講師などを経て、静岡福祉大学名誉教授。日本近現代史が専門で、華族や皇族をテーマに多くの研究成果を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 昭和天皇と生物学研究/第2章 山階宮芳麿王と山階鳥類研究所/第3章 三笠宮崇仁親王と古代オリエント史研究/第4章 平成の天皇とハゼの分類/第5章 令和の天皇と水の研究/第6章 秋篠宮文仁親王とナマズと鶏 皇室の私的な学問研究から見えてくる、もう一つの日本近代史!天皇や皇族は多忙な公務の傍らで学問研究に励んできた。例えば粘菌学者の昭和天皇と魚類学者の明仁上皇は、親子二代で世界的博物学会・リンネ協会会員に名を連ね、山階宮家の山階芳麿が作った山階鳥類研究所は鳥学の権威として約一世紀の歴史を持つ。しかし私的な行為である天皇や皇族の研究は、実際には公的な行為と密接に関わっている。平成の天皇が魚類学の知識を活かし、食糧事情改善のためブルーギルを日本に持ち帰ったことはその好例である。なぜ天皇や皇族はかくも学問に尽力するのか、その理由は戦後の特異な皇室制度と不可分だ。皇室の学問研究を紐解くことは、戦後日本の栄華と矛盾を直視することに他ならない。 本 人文・思想・社会 歴史 伝記(外国) 新書 その他   楽天ブックス   楽天 楽天ブックス