JPY ¥924
「歴史認識」とは何か 対立の構図を超えて (中公新書) [ 大沼保昭 ]
対立の構図を超えて 中公新書 大沼保昭 江川紹子 中央公論新社レキシ ニンシキ トワ ナニカ オオヌマ,ヤスアキ エガワ,ショウコ 発行年月:2015年07月 予約締切日:2015年07月23日 ページ数:254p サイズ:新書 ISBN:9784121023322 大沼保昭(オオヌマヤスアキ) 1946年(昭和21年)、山形県に生まれる。東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科教授などを経て、明治大学法学部特任教授。東京大学名誉教授。専攻、国際法。87年、石橋湛山賞受賞 江川紹子(エガワショウコ) 1958年(昭和33年)、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。神奈川新聞社社会部記者を経て、フリージャーナリストに。95年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 東京裁判ー国際社会の「裁き」と日本の受け止め方(ニュルンベルク裁判と東京裁判/「勝者の裁き」と「アジアの不在」 ほか)/第2章 サンフランシスコ平和条約と日韓・日中の「正常化」ー戦争と植民地支配の「後始末」(サンフランシスコ平和条約とは何か/寛大だった連合国との講和 ほか)/第3章 戦争責任と戦後責任(「敗戦責任」から「戦争責任」へ/被害者意識と加害者認識 ほか)/第4章 慰安婦問題と新たな状況ー一九九〇年代から二十一世紀(なぜ慰安婦問だけが注目されるのか/慰安婦問題は日韓問題? ほか)/第5章 二十一世紀世界と「歴史認識」(十九世紀までの戦争観と植民地観/第一次世界大戦と戦争の違法化 ほか) 日中・日韓関係を極端に悪化させる歴史認識問題。なぜ過去をめぐる認識に違いが生じるのか、一致させることはできないのか。本書では、韓国併合、満洲事変から、東京裁判、日韓基本条約と日中国交正常化、慰安婦問題に至るまで、歴史的事実が歴史認識問題に転化する経緯、背景を具体的に検証。あわせて、英仏など欧米諸国が果たしていない植民地支配責任を提起し、日本の取り組みが先駆となることを指摘する。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 新書 人文・思想・社会   楽天ブックス   楽天 楽天ブックス