ヒンデミット:ヴィオラ・ダモーレ作品集
グンター・トイフェル
ヴィオラ奏者であったヒンデミットは、ヴィオラの独奏曲を多く書き、さらには「ヴィオラ・ダモーレ」のための作品も作曲していました。
「ヴィオラ・ダモーレ」は、主に17世紀後半のバロック時代に用いられた、6弦または7弦の演奏弦、およびそれと同数の共鳴弦を持つ楽器で、ドローン効果による甘美で温もりの感じられる音色に特徴があります。ヒンデミットは20世紀では登場することのほとんど無くなってしまったこの楽器に光をあてました。
当アルバムには、ヒンデミット作曲の「ヴィオラ・ダモーレ小ソナタ」と「室内音楽第6番」をメインに、ヒンデミットが通奏低音を補筆したビーバー作曲の『技巧的で楽しい合奏』からのパルティータと、シュターミッツの「ヴィオラ・ダモーレ・ソナタ」が収録されています。
演奏のグンター・トイフェルは、1982年より長きにわたりシュトゥットガルト放送交響楽団の首席ヴィオラ奏者をつとめる人物。共演には、同じくシュトゥットガルト放送交響楽団の首席ファゴット奏者のハンノ・デネヴェークなど、充実したメンバーが揃っています。
【収録情報】
・ビーバー(ヒンデミット編):技巧的で楽しい合奏(7曲の3声のパルティータ)
グンター・トイフェル(ヴィオラ・ダモーレ)
アンネッテ・シェーファー(ヴィオラ・ダモーレ)
ヨーク・ハルベック(チェンバロ)
クリスティアン・ジンケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
・カール・シュターミッツ(ヒンデミット編):ヴィオラ・ダモーレ・ソナタ
グンター・トイフェル(ヴィオラ・ダモーレ)
ヨーク・ハルベック(チェンバロ)
クリスティアン・ジンケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
・ヒンデミット:ヴィオラ・ダモーレ小ソナタ
グンター・トイフェル(ヴィオラ・ダモーレ)
アンソニー・シピリ(ピアノ)
・ヒンデミット:室内音楽第6番Op.46-1〜ヴィオラ・ダモーレと室内管弦楽のための
グンター・トイフェル(ヴィオラ・ダモーレ)
ギャビー・パス・ファン・リエット(フルート)
フィリップ・トンドレ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ルドルフ・ケーニッヒ(バス・クラリネット)
ハンノ・デネヴェーク(ファゴット)
ヨルク・ベッカー(トランペット)、
ヴォルフガング・ウィプフラー(ホルン)
アンドレアス・クラフト(トロンボーン)、
マーティン・スメスノイ(チェロ)
ヘンドリック・ゼン・バーグ(チェロ)
幣隆太朗(コントラバス)
録音時期:2012、2013年
録音場所:SWRスタジオ、シュトゥットガルト
録音方式:ステレオ(デジタル)
Disc1
1 : PrLudium. Adagio
2 : Allemande
3 : Sarabande
4 : Gigue
5 : Aria
6 : Trezza
7 : Arietta Variata
8 : Adagio
9 : Allegro
10 : Adagio
11 : Menuetto
12 : M?Ig Schnell. Lustig
13 : Sehr Langsam
14 : Sehr Lebhaft
15 : M?Ig Schnell. MajestTisch
16 : Langsam
17 : Variationen. Sehr Langsam, Frei Im Zeitmass
18 : Lebhaft, Wie Fr1/4Her
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