パドヴァーノ(1527-1575) Hyperion
チンクエチェント新録音。パドヴァーノの2つのミサ曲!
ヨーロッパ各国(オーストリア、ベルギー、イギリス、ドイツ、スイス)のプロフェッショナルな歌手が集ったルネサンス系男声ヴォーカル・アンサンブルの最高峰「チンクエチェント」。これまで、ジャン・リシャフォールやフィリップ・シェーンドルフ、フィリップ・デ・モンテ、ヤコブ・ルニャール、ハインリヒ・イザークなど、フランドル楽派を中心とするルネサンスの知られざるプログラムでアルバムを彩ってきました。
チンクエチェントが探求する16世紀ハプスブルク家の繁栄した音楽宮廷の深淵は、アンニーバレ・パドヴァーノの2つのミサ曲に到達。1527年にパドヴァで生まれたパドヴァーノはヴェネツィアとグラーツの宮廷で活躍し、いくつかのミサ曲、モテット、マドリガーレのほか、鍵盤楽器作品で主に知られている作曲家&オルガニスト。当時は「上手な演奏と上手な作曲の方法を本当に知っていた」(ヴィンチェンツォ・ガリレイ)や、「偉大な価値のある人物」(ジョヴァンニ・アルトゥージ)など称賛されていましたが、現在ではほとんど顧みられていない音楽家のひとりです。
チンクエチェントは、チプリアーノ・デ・ローレ[1515/16-1565]のマドリガーレ『甘い木陰に(美しい葉の甘い木陰に私は無慈悲な光から逃げて走った)』に基づくミサ曲と、パドヴァーノ自身のモテット『主よ、欺きの舌と(主よ、欺きの舌と敵の罠から私を救い出してください)』に基づくミサ曲で、カール2世のハプスブルク家の宮廷で開かれたかもしれないミサの典礼を現代に呼び起こします。(輸入元情報)
【収録情報】
1. パドヴァーノ:ミサ曲『甘い木陰に』
2. デ・ローレ:甘い木陰に
3. パドヴァーノ:主よ、欺きの舌と
4. パドヴァーノ:ミサ曲『主よ、欺きの舌と』
チンクエチェント
テリー・ウェイ(カウンターテナー)
アヒム・シュルツ(テノール)
トーレ・トム・デニス(テノール)
ティム・スコット・ホワイトリー(バリトン)
ウルフリート・シュターバー(バス)
ベルント・オリヴァー・フレーリヒ(テノール:4)
ヤン・ペトリカ(テノール:4)
録音時期:2023年2月13-15日
録音場所:オーストリア、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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