二〇二三年一〇月七日、パレスチナ・ガザのイスラム主義勢力ハマスが、占領を強いるイスラエルに対して大規模な攻撃を行った。イスラエルは直ちに反撃を開始。しかし、その「自衛」の攻撃は一般市民を巻き込むジェノサイド(大量虐殺)となり、女性、子どもを問わない数万の犠牲を生み出している。「自由・平等・博愛」そして人権を謳いながら、イスラエルへの支援をやめず、民族浄化を黙認し、イスラエル批判を封じる欧米のダブルスタンダードを、中東、欧州移民社会の専門家とアメリカ政治、外交の専門家が告発。世界秩序の行方とあるべき日本の立ち位置について議論する。
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