ロジャー・L・ガイガー/原 圭寛/間篠 剛留/五島 敦子/小野里 拓/藤井 翔太 東信堂
アメリカ高等教育の歴史は、英国植民地下にある17世紀半ば頃から、オックスブリッジをモデルとしたカレッジが創設され始めたことに端を発する。聖職者育成など宗教教育的要素が強かったその創設期以降、啓蒙思想の拡がり、宗教要素の再興、南北戦争、科学技術の発展、世界大戦期への突入といった時代のうねりの中でカレッジ・大学は様々な「レボリューション」を遂げてきたー。米国の高等教育が辿った複雑な歴史のダイナミズムをその創設期から丁寧に綴った、日本では20年ぶりとなる待望の訳書である。とりわけ本書では、定訳のある訳語を適切に訳し分けると共に著者ガイガーによる「10の世代」論で現代までの高等教育史を位置づけた解題も収録!
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