「レンセイ電機」の新人知財課員「是橋キョウコ」が主人公です。先輩・弁理士・弁護士に教わりながら実務経験を重ねていくプロセスを、新製品「ホバリング掃除機」商品開発のストーリーに重ねながら解説しています。さまざまな理由により、十分な教育を受けないまま、現場で知財実務に携わる方が多い現実があります。しかし、中小企業といえども、「もの作り」をする上で、知財担当者は不可欠の存在であり、その基本知識・基本業務が1冊で身につけられないかという問題意識から、本書の構想はスタートしています。親しみやすいスタイルで、しかし、内容は中級レベルに自分でたどりつけるように配慮して執筆されています。自社の業種・製品・業務に当てはめていただければ、より理解が深まるでしょう。
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