ベートーヴェン(1770-1827) Sony Classical *cl*
バーンスタイン若き日のベートーヴェン解釈の記念碑。
27年ぶりのニュー・リミックス&リマスターで音質一新!
アナログ最盛期の鮮烈な「360サウンド」で生き生きと蘇る。
完全生産限定
ベートーヴェン生誕250年を記念して、20世紀最大の天才指揮者レナード・バーンスタインが、1958〜1970年にニューヨーク・フィルハーモニックを指揮して録音したベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲・声楽曲の全てが収録されています。交響曲全曲中「第7番」は、1958年と1964年録音の2種を収録し、さらに1956年の第5番についての語り「『運命』が出来るまで」が含まれているのも心憎い配慮といえましょう。
「ベートーヴェンほど、これほど多くの人々に、これほど直接的な力をもって語りかけた作曲者はいない」とはバーンスタインの言葉。20世紀の重要なベートーヴェン解釈者の一人であったバーンスタインであるだけに、生涯を通じてベートーヴェンの作品を演奏し続け、数多くの録音を残しています。日本では1970年代後半のウィーン・フィルとの録音が高く評価されるようになってきましたが、その10年前のこのニューヨーク・フィルとのベートーヴェンでは、彼の最大の魅力である熱いエネルギーが噴出された多彩な表現力と奔放なまでの力強さに圧倒されるほどです。
録音は、この当時のアメリカのメジャー・オーケストラの通例で、基本的に実際のニューヨーク・フィルの定期演奏会で取り上げられるのとリンクして進められました。まず1958年10月に交響曲第7番の第1回目の録音が、当時ごく短期間だけ録音に使われていたセント・ジョージ・ホテルのボール・ルームで行われました。これはこのシーズンから単独でニューヨーク・フィルの音楽監督となったバーンスタインが第7番をシーズンの開幕で取り上げた直後に録音したもので、ドラマティックかつ自信にあふれた様子が伝わってくる充実の演奏で、日本でも根強いファンがいる名演です。
その後は、1960年4月の『ミサ・ソレムニス』(ワルター指揮のマーラー『大地の歌』と同日に録音されたことで知られる、これまたドラマティックな名演)が続き、1961〜64年にかけて第7番の再録音を含む9曲の交響曲が順次録音されていきました。序曲は個々に録音・発売されていたものを、1970年のベートーヴェン生誕200年記念の年に『エグモント』を録音し、まとめて再度発売された時のジャケットが使われています。
またディスク4に収録されているバーンスタインの語りと演奏例は1956年に収録されていたモノラル録音で、バーンスタインの名前を一躍有名にしたCBSネットワークのテレビ番組「オムニバス」の第1回目(1954年11月14日)で取り上げた内容をもとにしたものです。スタジオの床に大きく映し出された楽譜の上に立ってピアノでの演奏も交えつつ作品について雄弁に語り始めるバーンスタインの姿は、後の「ヤング・ピープルズ・コンサート」の先駆けでもありました。この語りと部分演奏の音源は当初ワルター指揮ニューヨーク・フィルの演奏と組み合わせてLPで発売されていました。
全10枚のうち7枚分は、オリジナル・3トラック・マスターから新たに24bit/192kHzでリミックス&リマスター。第3番、第5番、序曲集の3枚分は、2018年に発売された「バーンスタイン・リマスタード」リマスター音源を使用。オリジナル3トラックからのリミックスとリマスターはほぼ28年ぶりと思われます。それにより1950年代後半から1960年代にかけての、コロンビアの誇った「360サウンド」が、ディテールと華麗さを並立させたかのような、イキのいい音で蘇っています。
すべてのディスクは初出時のLPのジャケット・デザインを使用した紙ジャケットに封入され、クラムシェルボックスに収納される予定。40ページのブックレットには、カラヤンの伝記作者としても知られるリチャード・オズボーンによる書下ろしエッセイ(欧文のみ)と詳細な録音データを網羅したトラックリストを掲載予定。(輸入元情報)
Size: L 13.5 cm x W 13.5 cm x H 2.6 cm
【収録情報】Disc1
ベートーヴェン:
1. 交響曲第2番ニ長調 Op.36
2. 交響曲第1番ハ長調 Op.21
録音時期:1964年1月6日(1)、1964年1月20,27日(2)
録音場所:ニューヨーク、マンハッタン・センターDisc2
● 交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
録音時期:1964年1月27日
録音場所:ニューヨーク、マンハッタン・センター
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