『資本論』等に依拠しつつ経営学の基礎理論の構築のみを目的とした構成。協業と指揮に関し全く新たな概念を次々に導入し、新規の諸議論を展開している。序論、『資本論』の読解方法について『資本論』第1巻第11章・第12章の検討の前に『資本論』第1巻第11章・第12章における協業および分業『資本論』第1巻第11章・第12章、協業論としての再構築『資本論』における二つの資本家の指揮とその移行『資本論』における資本家の指揮(Leitung)の実質について―マルクスの視野にある資本家の指揮の具体的内容を考察する『資本論』第1巻第13章「機械設備と大工業」における資本家の指揮(Leitung)を解明する―特にタイプcを中心として技術学(Technologie)とは何か、技術学の現在結語/これまでの立論と成果を整理・再検討する『資本論』第3巻第5篇第23章中「‐商業的部門をまったく度外視すれば‐」を考察する商業資本における資本家の指揮の基礎的態様『資本論』に関わる旧稿における指揮論の展開資本のもとへの労働の形式的包摂・実質的包摂論の行方―『資本論』への移行を考察する生産的労働・不生産的労働論と資本家の指揮の実質について本書は『資本論』等に依拠しつつ経営学の基礎理論の構築のみを目的とした。
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