『発酵の技法』の著者が、微生物による変成作用である「発酵」をメタファーとして、人間の心と社会が変容、再生していく姿を考える。困難な時期に必要な変化を生み出すための一冊。表面の複雑さと見えないものの美しさメタファーとしての発酵必要とされているのは、泡立つ変容をもたらす発酵の力だ対バクテリア戦争純粋と汚染マイクロバイオポリティクス(微生物をめぐる政治学)政治的な武器としての純粋さと汚染純血の誤謬完璧な防御境界という幻想清浄な食品〔ほか〕『発酵の技法』著者による発酵を通して現代の諸問題を考える!本書は『発酵の技法』の著者、Sandor Ellix Katzによるエッセイです。発酵料理の専門家という枠を超えて、発酵カルチャーのリーダーとしても知られる著者が、天然の素材を微生物が変容させることで、別のものに作り替えてしまう「発酵」という過程を、政治、宗教、社会、文化、そして個人のアイデンティティ、セクシュアリティ、思考に適用させることを考えていきます。監訳のドミニク・チェン氏の解説も収録。
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