DEEP TOHOKU【北 東北 特集号】知っているようで知らない北 東北のディープなフィールドと独自の文化…岩手県の「八幡平」(旧八幡平スキー場)。かつてこのエリアは東北におけるスノーボード文化の中心でした。籠もり組も多く、国内外から大勢のプロスノーボーダーが集う大会も開かれるなど、熱量のある人々が交差する発信基地だったのです。ところが、2007年に集客減少を理由にスキー場は閉鎖。リフトもすべて撤去され、当時の賑わいは姿を潜めました。それから10余年、現在の八幡平では雪板を背負って登る人々やキャットサービスを利用したバックカントリーガイディングなど、次世代のローカルらによって新たな文化が構築されています。昔も今も、良質なドライパウダーが降り積もる八幡平というフィールドは、普遍的に滑走者を魅了し続けているわけです。東北へのスノーボード・トリップが面白いのは、そうした魅力的なフィールドとの新鮮な出逢いにあります。今号では、各地に点在するフィールドの奥行きとその地で育まれた文化などに焦点を当て、ディープな北東北を掘り下げていきます。
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