人間はその生涯の中でさまざまな死に直面する。「死の教育」の第一人者が、死と対峙した人々の姿を通して語る本当の人間、本当の生。第1章 「いのち」の断章(私はだれ―「死の教育」とは何か;骨肉腫の青年の日記から―無視された患者の心;四号室切り捨て―「死のない社会」;「お父さんをスーパーで買ってきて」―日常のなかの生と死;おじいちゃんの死―事実を見つめる;老母娘の現実―生き方を貫く ほか)第2章 「ちいさな風の会」の誕生(思いがけない反響;「何か」を求めて;子どもの死は未来を失うこと;学校災害への挑戦;悲しみを分かち合いながら;「どんぐりの会」について ほか)第3章 「死の教育」を考える(「風」に想う;死をめぐる医療(ターミナル・ケア);メディアと「死」;遊びと「死」;「死」を隠蔽する社会;デス・スタディとは何か)
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