実証研究によって、質の高い新知識を迅速に効率よく創造することは時代の要請である。この要請に応え、実証研究のリサーチ・デザインの基本原理を我が国で初めて体系的に解説。この基本原理は、新知識創造のための論文、レポート作成を目指す社会人院生、学部学生、産業界のリサーチ担当者の手引きとなろう。第1章 リサーチ・デザインとは何か第2章 リサーチ・デザインの基本型第3章 変数による思考第4章 事例をいかに選択するか第5章 因果関係のコンセプト第6章 定量的因果推論の技法第7章 比較事例での因果推論技法第8章 単独事例での因果推論技法ビジネス・スクールや大学院において論文を作成しなければならない学生、またはシンクタンク、コンサルタント会社,企業の調査部門の研究スタッフなどで、本格的なリサーチに取り組もうとしている方を対象に、実証研究のリサーチ・デザインの基本的な考え方や技術を展望したテキスト。研究課題・理論・推論技法・データという、研究を支える4つの要素を整理した上で、研究設計の考え方・技法を紹介。【主要目次】第1章 リサーチ・デザインとは何か1.リサーチの目的 2.リサーチの質はデザインで決まる 3.研究課題の設定 4.理論の選択 5.データ収集と推論技法第2章 リサーチ・デザインの基本型1.多様なリサーチ・デザイン 2.定量的研究と定性的研究 3.定量的研究の視角 4.定性的分析の視角 5.デザイン・プロセスの相違第3章 変数による思考1.変数の役割 2.変数の設定作業 3.測定水準 4.変数の操作的定義 5.変数関連の種類第4章 事例をいかに選択するか1.事例選択の役割 2.理論開発のための事例 3.仮説検証のための事例 4.選択バイアスとその回避第5章 因果関係のコンセプト1.因果関係とは何か 2.単純な因果関係 3.複雑な因果
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