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「ぞうさん」「一ねんせいになったら」の作詞者まどみちおの詩人としての活動は、『コドモノクニ』に投稿した「雨ふれば」「ランタナの籬」の入選に始まった。まどの内包する独自のコスモロジーを深く探る。第1章 詩作への旅立ち第2章 『昆虫列車』における「娯楽性」の主張第3章 「ぞうさん」の内包する現代性第4章 児童文学の詩史を変えるコスモロジー第5章 心を解放する笑い第6章 "在ること"の根源を見つめる知第7章 絵画―無意識の基層から現れるもの第8章 原風景―自然・神・戦争第9章 文学散歩地図―徳山市と台北市第10章 年譜と家系図   Honya Club.com


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1 場所のエネルギー(「春の槍」を投げた能村登四郎と福永耕二;詩の換喩的な内在批評が可能か;「鎮魂」の詩史―与謝蕪村の「若さ」と宗左近の「始原」;「四季」の硬質な抒情性;祝子川から隅田川へ 流れ着いた「花束」――延岡市での「卯の花忌」に思う;「光線の屈折」を見た詩人たち 卯の花忌に寄せて―詩人・本多利通を偲ぶ;沈黙と詩的構想力 本多寿韓国語訳詩集に寄せて―韓成禮さんへの手紙;痛みの反復と「場所のエネルギー」―金丸桝一著『詩の魅力/詩への道』;「存在の声を聴く」詩人―金丸桝一の「屈折する怒り」;杉谷昭人―「日だまりの底」に生きる詩人 ほか)2 「山河」「列島」の詩的精神(他者の本質直観 『浜田知章全詩集』解説文;直情のリアリズム 浜田知章新詩集『梁楷』に寄せて;他者の苦悩に寄り添う人 大崎二郎詩集『きみあーゆうあ』に寄せて;『鳴海英吉全詩集』の解説文;「人間の不屈の魂」を生きた詩人『鳴海英吉全詩集』刊行に寄せて;「捨離」を「反復」する詩的精神『鳴海英吉全詩集』刊行に寄せて;「列島」・シベリヤ・不受不施派の抵抗精神 鳴海英吉の不屈の詩的精神;戦後詩を後世に残す人…井谷英世さんの試み 戦後詩資料館・浜田知章山人舎文庫の開設;蜻蛉と内在批評 一九九七年現代日本の詩地域別年間総括―東京)3 戦後詩と内在批評(中桐雅夫と「荒地」の戦争責任;福田律郎と「荒地」「列島」;「列島」の「思想的ソリダリティ」;戦後詩の流星と流民;「考える詩人」の想像力と「架空の絶対者」;無意識の「衝撃」と「戦争責任」;「青い光」「本当の記憶力」;記憶を生きる詩人、「記憶喪失」を恥じない詩人;詩論家たちは、どんな時間と対峙しているか―福田万里子、佐藤文夫、山田かん、星野徹、佐川亜紀たちの試み;言葉の体温を奪い返す広   Honya Club.com