米国の歯科矯正専門医として著名で、歯科医史学の造詣が深い大家B.ワインバーガーが、1941年に"近代歯科学の父"フォシャールの生涯と業績をコンパクトにまとめた概説書。海軍外科医見習いから始まり、パリで名声を得て城を所有するほどの成功を収め、83歳で没するまでの生涯。著書『歯科外科医』の内容全体の概説と重要な主題を詳述。知られざる業績と人物像を多くの興味深い図版とわかりやすい解説で紹介。フォシャールの登場歯科専門職への修練フォシャールの生涯最初の歯科学教科書の原稿歯科を専門職として確立した本歯科教育の先駆者『歯科外科医』―18世紀における歯科の知識『歯科外科医』記述対象となっている主題フォシャールと解剖学フォシャールと齲蝕および歯痛フォシャールと抜歯および歯科手術フォシャールと歯列不正歯の矯正フォシャールと歯槽膿漏フォシャールと歯の充填フォシャールと義歯フォシャールの恩恵ピエール・フォシャール(1678-1761)は<近代歯科学の父>として有名ではあるが、その業績も人物像も、これまであまり知られていない。・歯科学は床屋や鍛冶屋から始まったとよく言われるが、1723年に完成したフォシャールの『歯科外科医』は歯科学を科学的なレベルに引き上げ、今日の歯科医療の基礎を築くのに貢献した。世界最初の歯科学教科書であり、当時認知されていた歯科技術をすべて体系的に科学的に集成し、実践的・理論的に記した実用的な著作として評価が高い。しかし今では入手困難であるため、その内容はほぼ分からなかった。 ・本書は米国の歯科矯正専門医として著名で、歯科医史学の造詣が深い大家B.ワインバーガーが、フォシャールの生涯と業績についてまとめ、1941年にミネソタのピエール・フォシャール・アカデミーで出版した概説書の翻訳。・多くの楽しい
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