写真でも映画でも美術でもわくわくさせてくれなきゃ。著者を刺激する作品群から新たな批評の言葉が立ち上がる。タフでエレガントな活字による想像力。風景の終り―「ニュー・トポグラフィックス」とその後ガラス越しの蟻の巣―柴田敏雄マン・レイ!フェイ・レイ!―ウィリアム・ウェグマン無名性の佇い―ジェイコブ・リースと『アメリカン・ドキュメンツ』5月の雨は色づく…―荒木経惟言葉と写真のあいだ―宮本隆司・篠山紀信・井津建郎格子越しのまなざし―白岡順ゆきづまることができない不幸―木村伊兵衛透明と、障害―牛腸茂雄空の粗さ、水の荒さ―石内都"If we listen well,the dead will speak."―ロバート・メイプルソープ写真家の沈黙―普後均作品の風景化へ―ルイス・ボルツ午後の店先の米のような静か―宮本隆司「東方の市」pre‐landscapeの感触―高梨豊『初国』3355の風景―土田ヒロミ『砂を数える』荒木陽子の非凡―荒木経惟・陽子『東京は、秋』『10年目のセンチメンタルな旅』映画、ひとりにしてあげる―タルコフスキー「ストーカー」太田省吾の文体―「転形劇場」の劇について薄荷な建築―六角鬼丈Ph・スタルク・谷口吉生孤立した要素―バルチュス洗面器を逆さにして、押しこむ―小林美代子『髪の花』わたしの肖像―ジャクソン・ポロック風はときどき死ぬ。木の根元で眠っている―柴田敏雄5に満たないもの。それは四捨五入される―柴田敏雄頁を繰ると30年後。五人の人が立っている―柴田敏雄世界の背広の破れ目―相原コージ『コージ苑』like a virgin―マドンナ
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