JPY ¥924
社会主義は暴力の弁護なしには生存し得ないであろう―。左右両翼に影響を与え、「ムッソリーニとレーニンの師」といわれたソレルの主著。序論 ダニエル・アレヴィーへの手紙第1章 階級闘争と暴力第2章 ブルジョアジーの退廃と暴力第3章 暴力に対する諸偏見第4章 プロレタリア罷業   Honya Club.com


JPY ¥2,420
本書は子どもがふるう暴力、子どもに対してふるわれる暴力についてイノセンスという観点から考察を加えたものである。序 イノセンスの壊れる時イノセンス論家庭内暴力論拒食症・過食症論校内暴力論暴走族論性非行論校則論体罰論両親殺害論・遺棄論〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥924
サンディカリスムの代表的理論家ソレルは、労働者の「暴力」の具体的発現形態としてグレーヴ・ジェネラル(総罷業)を説く。第5章 政治的総罷業第6章 暴力の倫理性第7章 生産者の倫理付録(暴力の弁護;レニンのために)   Honya Club.com


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JPY ¥2,750
文学が描く"顔"から暴力発生の闇を抉る、気鋭の力作評論!第1部 暴力の発生(テロリストが、生まれる「セヴンティーン」「政治少年死す」試論;暴力の二つのボタン ジョージ・オーウェルと武田泰淳)第2部 暴力の爪痕(日本近代文学の敗戦 「夏の花」と『黒い雨』;歪められた顔、奪われた言葉 「原爆乙女」をめぐって)第3部 暴力の語り(二つのフィリピン戦 大岡昇平と奥泉光における死者の顔;虐殺の言語学『慈しみの女神たち』のナラティヴ)いじめ、ハラスメント、性暴力、ヘイトクライム、テロ、戦争、原爆、ジェノサイド……私たちの日常は、常に大小の「暴力」に曝されている。いったい何が暴力を起動させるのか――大江健三郎「政治少年死す」、大岡昇平「俘虜記」、柄谷行人「日本近代文学の起源」、武田泰淳「第一のボタン」、井伏鱒二「黒い雨」、奥泉光「石の来歴」、原民喜「夏の花」、ジョージ・オーウェル「1984年」、ジョナサン・リテル「慈しみの女神たち」など、内外の優れた文学に現れた「暴力」を緻密に追究することによって、闇に包まれたその根源へと迫っていく。群像新人賞評論部門優秀作を受賞しデビューした気鋭が真正面から挑む、力作評論!   Honya Club.com

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JPY ¥1,540
「暴力」の体系化への試み。第1章 なぜ、いま、暴力か?第2章 暴力とは第3章 暴力の思想史・抄―混迷史第4章 暴力の思想史・抄―防衛論争史第5章 暴力の機能第6章 「密室の暴力」と「広場の暴力」第7章 暴力の直接機能と間接機能第8章 「国家」と「暴力」―メビウスの帯第9章 抑止力―抑止力と戦争第10章 抑止力―生活の中の抑止力第11章 現代のテロリズム第12章 人間営為の中の暴力―綜合的体系化のために暴力とは何か。時流に左右される暴力観、反暴力思想と現実の暴力行為…。いじめからテロ、戦争まで、頻発する多様な暴力の本質と機能を徹底的に分析考察。暴力全体の論理の体系化を試みた労作。   Honya Club.com


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ジョルジュ・ソレル(著者)~木下半治(訳者)   ブックオフオンライン【PC・携帯共通】


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ジョルジュ・ソレル(著者)~今村仁司(訳者)~塚原史(訳者)   ブックオフオンライン【PC・携帯共通】


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エッジとしての沖縄をとおして、日本との軋む縫合線から何が見えてくるのか。「「集団死」の特異性」「暴力とその表出」を論題とする白熱の議論、各専門分野気鋭の論者による多角的論考と、貴重な資料を収録する。〈西谷修〉1950年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科教授。専門はフランス現代思想など。〈仲里効〉1947年沖縄県生まれ。法政大学社会学部卒。評論家。    HMV&BOOKS online

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エッジとしての沖縄をとおして日本との軋む縫合線から何が見えてくるのか。グローバル化のなかでの注目すべき現代沖縄論。「『集団死』の特異性」「暴力とその表出」を論題とする白熱の議論、各専門分野気鋭の論者による多角的論考を収録。第1部 シンポジウム(「集団死」の特異性;暴力とその表出;『それは島』再訪)第2武 論考集(ブルー・ヴァリアント―『聖なる夜聖なる穴』の迷宮から;揺らぐ梅澤証言―「正論」2008年4月号藤岡論文を読む;否認の政治と窪地からの声;沖縄と開発の暴力;寡黙、吃音、狂気―「反復帰」論の言語と文体をめぐる覚書;軋みと閃光;沖縄・揺れる活断層)琉球処分、「集団自決」、「日本復帰」、そして観光事業、経済開発。岩波・大江裁判であかるみになった、「集団自決」という事実を否定する「暴力」。極端に言ってしまえば、いまでも「戦争」は続いている。この情況下、沖縄と本土との境界線で軋む「暴力」を読み解く必要がある。本書はこれを総題につねに緊張を孕む白熱した議論となり、とくに沖縄出身の目取真俊氏と仲里効氏の生々しい発言は本土の人間を戦慄させる。◎執筆者紹介◎西谷修、仲里効、土佐弘之、中村隆之、中山智香子、真島一郎、間宮則夫、目取真俊、米谷匡史(敬称略)目次はじめに 西谷修第一部 シンポジウム一 「集団死」の特異性間宮則夫+仲里効+米谷匡史+西谷修 司会:中山智香子はじめに沖縄戦と「集団自決」の記憶「反復帰」論・沖縄自立論の登場『それは島』の方法沖縄との出会い生と死の分断線加害/被害の重層関係「愛ゆえに」を超える大江・岩波裁判の争点批判としての映画「島」とは何か一般性と特異性二 暴力とその表出目取真俊+仲里効+西谷修+真島一郎 司会:中山智香子沖縄と日本との縫合線沖縄と暴力「エネミー」の哲   Honya Club.com


JPY ¥2,750
方法論的「関係」主義の視座から試みる現代日本の社会的現実へのアプローチ。加速する高度情報化、消費社会化、管理化の社会変動の下で「豊かさ」は激しく揺すぶられ、現実の姿をあらわにする。現代日本社会の内側に横たわる社会諸関係を分析し、その再構築をめざす社会学の理論的な挑戦。第1章 行為・関係論としての社会学第2章 情報資本主義社会における批判理論の課題第3章 関係の世紀末と文化第4章 労働・消費・身体第5章 私生活主義の政治学第6章 感覚と隠蔽された力第7章 秩序形成暴力と身体第8章 生活世界における「環境」問題の意味第9章 近代学校知の矛盾からの脱却に向けて第10章 Re‐ligareと価値   Honya Club.com


JPY ¥1,540
異常気象、疫病の流行や戦争…世界が危機に瀕する今、私たちは誰も取り残すことなく、これらの問題を解決するための道筋を探さなくてはならない。資本主義の暴力性や破壊性を正確に認識し、その上で、資本主義とは異なる新しい社会システムを構想すること。『資本論』を記したカール・マルクスの、生前未刊行のノートからエコロジーの思想を汲み取り分析する。ドイッチャー記念賞受賞作。スラヴォイ・ジジェクの解説も収録。第1部 経済学批判とエコロジー(労働の疎外から自然の疎外へ;物質代謝論の系譜学)第2部 『資本論』と物質代謝の亀裂(物質代謝論としての『資本論』;近代農業批判と抜粋ノート)第3部 晩期マルクスの物質代謝論へ(エコロジーノートと物質代謝論の新地平;利潤、弾力性、自然;マルクスとエンゲルスの知的関係とエコロジー)異常気象、疫病の流行や戦争……世界が危機に瀕する今、私たちは誰も取り残すことなく、これらの問題を解決するための道筋を探さなくてはならない。資本主義の暴力性や破壊性を正確に認識し、その上で、資本主義とは異なる社会システムを構築すること。『資本論』を記したカール・マルクスの、生前未刊行のノートからエコロジーの思想を汲み取り分析する。ドイッチャー記念賞受賞作。スラヴォイ・ジジェクの解説も収録。【目次】第一部 経済学批判とエコロジー 第一章 労働の疎外から自然の疎外へ 第二章 物質代謝論の系譜学第二部 『資本論』と物質代謝の亀裂 第三章 物質代謝論としての『資本論』 第四章 近代農業批判と抜粋ノート第三部 晩期マルクスの物質代謝論へ 第五章 エコロジーノートと物質代謝論の新地平 第六章 利潤、弾力性、自然 第七章 マルクスとエンゲルスの知的関係とエコロジー   Honya Club.com


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いのちに優劣をつける優生思想も戦争も根は同じ。争えない体を持つ私たちが生きること、それ自体が平和への歩み―。障害当事者として、女性として、親として、果敢に街に出、発言してきた著者の福祉=平和論。1章 重度訪問介護で平和をつくる(介助とは何か;介助が制度になるまで;介助と子ども)2章 人類は生き延びられるか(すべての命が生き延びるために;差別とは何か)3章 このからだが平和をつくる(健常と障害;脱施設化に向けて;命に対する暴力に抗う)生命に優劣をつける優生思想も、戦争も根は同じ。「争えない体」を持つ私たちが生きること、それ自体が平和への歩み――。障害当事者として、女性として、親として、果敢に街に出、発言してきた著者が語る車椅子からの平和論。[目次]はじめに――「障害」という字と平和1章 重度訪問介護で平和をつくる1 介助とは何か2 介助が制度になるまで3 介助と子ども2章 人類は生き延びられるか1 全ての命が生き延びるために2 差別とは何か3章 このからだが平和をつくる1 健常と障害2 脱施設化に向けて3 いのちに対する暴力に抗うおわりに   Honya Club.com


JPY ¥2,750
第1章 世界の新自由主義化と現代日本の状況第2章 A.ギデンズ「第三の道」概論第3章 「自律」・「自己責任」・「自立支援」第4章 市民の政治過程論―ダムと今日の民主主義第5章 現代日本における暴力言説第6章 多元的因果関係論補論 シチズンシップ論の現在―自由と共生の観点から   Honya Club.com


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デモクラシーはある日突然、死に至るのではない。危機を昂進させていく政治過程を経て崩壊する。そこにおける体制維持派と様々な反対派の間のせめぎあいや中立的権力の動向などを分析する枠組みを提示した政治学者フアン・リンス(1926‐2013)の古典的研究。デモクラシーの運命に関心を抱くすべての人々にとっての必読書である。第1章 序論(競争的デモクラシーの崩壊;死産した、あるいは包囲された新生デモクラシー;要因としての社会経済的変化)第2章 崩壊の諸要素(革命と体制の崩壊;正統性・問題解決能力・政策遂行能力とデモクラシーの崩壊;政党システムとデモクラシーの不安定性;非忠誠的・準忠誠的・忠誠的反対派;危機・権力喪失・崩壊・権力掌握;民主体制の設立と固定化、および民主体制の将来的安定性;体制創設連合の外部にある勢力の包摂;民主的リーダーシップにとっての正統化問題)第3章 崩壊の過程(解決不能な問題と危機;危機の諸階層とその社会的・政治的位置;政治的暴力とその影響;組織された政治的実力に対する独占の喪失;デモクラシーの危機と多民族国家;危機・民主的政党システム・政府の形成;デモクラシーの真正性の放棄;大統領制型デモクラシーと議院内閣制型のデモクラシーに関する補論)第4章 デモクラシーの終焉(権力喪失・権力真空・権力移譲または対決への準備;民主体制の終焉とその後)第5章 再均衡化の過程(民主的システムの再均衡という難問;デモクラシーの復元と再構築;デモクラシーの擁護における不服従の権利・反逆・党派的帰属)デモクラシーはある日突然、死に至るのではない。危機を昂進させていく政治過程を経て崩壊する。そこにおける体制維持派と様々な反対派の間のせめぎあいや中立的権力の動向などを分析する枠組みを提示した政   Honya Club.com


JPY ¥2,750
〈虐げられる子供〉の存在と神、アジアとヨーロッパ、動物と人間、歴史と自我、女と男―。現代文明の根底にひそむ深い分裂を見すえる画期的論考。1 「存在」と文学2 文学と無限なもの(新しい小説とアジア・アフリカ―文学と無限なもの;無罪性の神話―西脇順三郎論)3 自然と文明(動物と人間―ミシュレとカフカ、あるいは現代の魔女)4 思想家を読む(吉本隆明論;鮎川信夫論;花田清輝論)5 エッセイ(日常生活と詩;伝統・ノスタルジー・暴力;哲学との出会い;桝形山のことなど;堀田善衛と「永遠」;奇妙な同行の旅―『鮎川信夫詩集1945ー1955』;タゴールの詩と思想;天皇制と老子思想;わたしの天皇感覚―儒教以前に逆戻りした戦後;人間を分ける壁;アンケート 砂漠の戦争)PKO法案に思う詩における東と西解説対談 同時代を生きて(江種満子)   Honya Club.com


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南野泰義/北アイルランド政治論 政治的暴力とナショナリズム    HMV&BOOKS online


JPY ¥2,090
世界各地においてだけでなく、日本でも「民主主義の後退」といえる状況が起こっている。そうしたなかで、民主主義の根幹である選挙の本質を問うことは、重要かつ時宜にかなっているだろう。本書は、長きにわたって民主主義研究を世界の第一線で牽引してきた著者が、選挙に関する歴史、思想、理論、国際比較についての重要な研究蓄積を縦横無尽に参照しつつ、民主主義にとって選挙とは何かを平易に論じる。序論第1部 選挙の機能(政府を選ぶということ;所有権の保護;与党にとどまるための攻防;第1部の結論 選挙の本質とは)第2部 選挙に何を期待できるのか(第2部への序論;合理性;代表、アカウンタビリティ、政府のコントロール;経済パフォーマンス;経済的・社会的な平等 ほか)選挙とは「紙でできた石つぶて」である。 選挙は、民主主義という統治形態において必要不可欠な制度である。しかし一般市民にとっては、選挙で選ばれた政治家や政府、さらにはそれらのもとで立案・実施される政策に失望することが日常茶飯となっている。 本書では、選挙の思想的背景、歴史的な発展経緯、世界各国での選挙政治の比較などを通じて、なぜ選挙が落胆につながるのかが明らかにされる。 政治学研究の蓄積が示すところによれば、選挙は、国民の多くが望ましいと思う政策をもたらすことはほとんどなく、経済成長や経済格差の是正にも効果がなく、また、有権者が政府を効果的にコントロールするうえでも役に立たない。 それでも選挙は、ある程度競合的に行なわれた場合、争いごとを平和裡に解決するという役割を持つがゆえに重要である。 著者のプシェヴォスキは、長年にわたり選挙および民主主義に関する実証研究を世界的に牽引してきた、比較政治学の重鎮だ。 さまざまな理想論を排除し、選挙の本質は暴力   Honya Club.com


JPY ¥4,180
世界のさまざまな宗教や思想からインスピレーションを受け、真理を実現するために非暴力の闘いを挑んだガンジー。その思想と行動を、多元的な文化の存在意味を考究する間文化論哲学の視点から紐解く。1章 諸文化の間のガンジーの人生2章 文化多元的亜大陸としてのインド3章 ガンジーの直観4章 ガンジーの実践化綱領5章 間文化論的比較におけるガンジー6章 模範的信念におけるガンジーインド的伝統に深く根ざしつつ、世界の様々な宗教から影響を受け、文化が異なろうと人間の本性は同一であるとしたガンジー。その思想と行動を、多元的な文化の存在意味を考究する間文化論哲学の視点から解説。   Honya Club.com


JPY ¥3,080
一九九〇年代以来、比較的広範な読者向けに書かれた文章をもとに編集した全二冊の論集の二冊目。専門的な論文と異なり、講座物や特集などさまざまな機会に依頼を受けて書いたもの。1 市場と貨幣(市場と社会秩序;清代中国の経世論における貨幣と社会;土地を売ること、人を売ること―「所有」をめぐる比較の試み)2 国家と社会秩序(「市民社会」論と中国;中国における暴力と秩序―前近代の視点から;明末清初における暴力と正義の問題;動乱と自治―日中歴史イメージの交錯;「中国」の擡頭―明末の文章書式に見る国家意識の一側面;清朝工程の江南巡幸)3 驚く歴史家、驚く読者(驚く歴史家、驚く読者―加藤博『アブー・スィネータ村の醜聞』を読んで;比喩と「中国社会論」;妖僧大汕と広東の文人たち;上海の城隍廟;結婚しない同盟―広東製糸女工の人生設計)   Honya Club.com


JPY ¥2,420
教育記憶安全労働・消費人権差別歴史地域性性暴力文化メディアグローバル化国家公衆衛生身近なトピックを題材に、教養としてジェンダーと平和にかかわるさまざまなテーマを学び、ジェンダー論と平和学の視点と考え方を身につける。   Honya Club.com


JPY ¥1,923
自筆の手記、追悼集会の全記録、各界の人々の回想と論稿でつづる、今井映画の魅力と不朽の足跡。巨匠の人となりと芸術。1 自作を語る―今井正(とっておき10話;芸術家の良心は暴力でふみにじれない;悔いなし映画人生 ほか)2 さようなら監督―追悼するつどい(日本映画史における今井正;「歴史から学ぶこと」を学んで;チャップリンと同じように;打ち解けた雰囲気の中で;「戦争と青春」を若い人の心に ほか)3 人と芸術(ありし日を語る;思いやりのある優しかった今井先生;俳優として教えられたこと;やるべきことをすべてやった正ちゃん;「また逢う日まで」から「戦争と青春」へ ほか)今井正監督作品一覧   Honya Club.com


JPY ¥1,923
時代のうねりの中に身をさらす歌人の日乗。団地暮らしの思想、事物への愛着、あるいは短歌論など今、注目される小池光のエッセイを初めて集成。団地暮らし、感想笑いの位相男性のうちなる女性―短歌とエロチシズムリズム考エロチシズム・わいせつ・暴力むきだしの気品「在る」と「ない」街角の事物たち最後のペン華厳の滝と灰皿〔ほか〕   Honya Club.com


JPY ¥2,530
子ども家庭福祉を考える視点子どもの社会的特性と必要とされる配慮子どもと子育て家庭の現状子どもの育ち、子育てのニーズ戦後の子ども家庭福祉通史子ども家庭福祉の基本理念子ども家庭福祉の法体系子ども家庭福祉の実施体制子ども家庭福祉の新展開―計画とその進展子育ち・子育ての経済的支援サービス母子保健サービス子育て支援サービス保育サービス子ども育成サービス障害児童福祉サービス社会的養護サービス非行、情緒障害児童福祉サービスひとり親家庭福祉と配偶者からの暴力防止のためのサービス子ども家庭福祉と援助活動第8版を数えた『現代児童福祉論』を書名・目次ともにリニューアル。11月末に成立した改正児童福祉法、改正次世代育成支援対策支援法を完全網羅。わかりにくい法改正についてやさしく解説する。   Honya Club.com


JPY ¥6,160
尊厳の多元化へ。伝統、仏教、儒教、人権、公共、歴史認識、生命と死、そして人間へ。「尊厳」という言葉の意味が持つ差異性と同一性に多角的な焦点を当て、相互理解への道を開く。関連文献の読書案内コラムも付す。第1部 日本関係編(バイオエシックスと生命倫理学の間―医学者の「尊厳」理解;野間宏文学における「弱者の生」から逆照射される「尊厳」;如空の衆生を度す―仏教における人間の尊厳と個の尊重 ほか)第2部 中国関係編(現代新儒家牟宗三のカント理解;中国憲法史における尊厳概念―その背後にある政治思想;求むれば則ち之を得、舎つれば則ち之を失ふ―人間の尊厳に対する儒教の立場からの考究姿勢について ほか)第3部 朝鮮(韓国)関係編(暴力としての歴史認識;韓国で人間尊厳性概念の開新を目指して公共哲学する―独話的概念創出から対話的概念開新への試み;社会的生命力の源泉としての尊厳―安重根『東洋平和論』を手がかりに ほか)欧米圏の尊厳理解を「普遍的」と見做し、非欧米圏が一方向的にそれを受容するという図式に対して、日本・中国・韓国を中心に、東アジアから見直す。生命、伝統、仏教、儒教、人権、公共、歴史認識、そして人間へ。「尊厳」という言葉の意味が持つ差異性と同一性に多角的な焦点を当て、尊厳概念そのものを多元化して、相互理解への道を開く。関連文献の読書案内も付す。   Honya Club.com


JPY ¥3,300
家庭内暴力を呈した中学生男子の治療過程ある強迫神経症女性の治療過程「いじめられる」を主訴として来談した事例文化葛藤の中でうつ病を再発した一例―夢分析を中心として大学入学直後に閉じこもった女子学生の事例心理劇を通じて捉えた精神分裂病患者の心性家庭内暴力事例の母親面接Focusingとからだ『その日暮らし』からの自立―思春期登校拒否児童に対する発達促進モデルによるかかわり家族システム論からみた夫婦療法の一考察身体症状に悩まされ続けた16歳の少女の成長の過程―カウンセラーとしての母性的体験抑うつ状態で入病した一青年との治療面接過程家出少女M子の収容治療過程   Honya Club.com


JPY ¥1,870
子供の恐怖心を煽る「怖い童話」は、何故語り継がれてきたのか。―童話のなかに潜む残虐さと暴力、死と性のイメージを浮き彫りにし、人間にとっての恐怖の意味を探る、斬新なメルヘン論。1 残酷な話、ぞっとする話2 罰を与えられる話、呪いをかけられる話3 隠蔽された性愛4 復讐と報復の物語5 魔女の棲む森、悪魔の棲む館   Honya Club.com


JPY ¥2,860
歴史認識においてジェンダー視点をもち、その視点から戦後史を捉えなおすとどんな課題があるか。8つのテーマから、それぞれに内包されるジェンダー問題とは何かを学際的に解明した意欲的労作。各分野の第一線研究者による集団的成果。はじめに―ジェンダー視点から戦後史を読むということ第1章 憲法制定過程・民法改正過程とジェンダー第2章 日本国憲法と教育基本法下のジェンダー平等教育―学校教育を中心に第3章 戦後労働史とジェンダー―賃金・雇用・労働運動をめぐって第4章 性・生殖・セクシュアリティと人権の可能性第5章 地域社会の変容とジェンダー第6章 戦争の体験・記憶・認識とジェンダー第7章 平和とジェンダー―「男性支配の暴力」から「女性参加の平和」へ第8章 ジェンダー視点が切り拓く人間関係論と戦後民主主義―近代批判から両性の平等・反戦平和を考える歴史認識においてジェンダー視点をもち、その視点から戦後史を捉えなおすとどんな課題があるか。8つのテーマからそれぞれに内包されるジェンダー問題とは何かを学際的に解明した意欲的労作。   Honya Club.com


JPY ¥5,500
第1章 韓国・死刑制度は憲法に反し、人間の尊厳を否認する(人間の尊厳と死刑廃止論;死刑制度の違憲性と死刑代替刑罰の検討;死刑廃止の正当性および必要性 ほか)第2章 中国・まず非暴力犯罪に対する死刑廃止を!(死刑存廃の当為と存在;死刑の道徳的属性;死刑適用の厳格化について ほか)第3章 台湾・いかに死刑囚の生命権を保障するか(死刑制度と理性的批判;裁判官が法に依拠して死刑判決をすることについて;わが国における死刑執行停止の方法―現行法制および国際人権法の精神を中心にして)自国の死刑廃止問題をどう解決するか、韓・中・台の3国に共通する固有な法理論と実践の葛藤を紹介。研究者、裁判官、弁護士、警察官など広範な執筆者による良心を懸けた死刑制限労ないし廃止論を、3章建てで掲載。   Honya Club.com


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第1部 平和とコミュニティ(「平和」と「コミュニティ」―グローバル化時代の「暴力」を越えて;グローバル化と価値・規範コミュニティ;ローカル・コミュニティと平和・安全保障構想;現代コミュニティ論―コミュニティの交差と並存)第2部 多文化の共生へ(ジェンダーの視点からみた平和の構築;人の移動と平和;多文化共生コミュニティとは何か;親密圏における女性への暴力と平和―日本・韓国・台湾におけるドメスティック・バイオレンス対策を通して)平和を担保するコミュニティの形成は可能なのか。多様化するコミュニティ概念の中、ローカル・コミュニティ、多文化共生、ジェンダーなどの視点から、コミュニティの可能性を平和との関わりの中で捉え直す。   Honya Club.com


JPY ¥814
大人と対等と信じ、他人を気にかけなくなった子ども。「プロ教師の会」代表の著者は教職40年で、この変化と格闘してきた。本書はオレ様化の原因を探り、個性化と社会化のあり方を問う。第1部 「新しい子ども」の誕生(教師と子どもは「他者」である;戦後社会の変遷と子どもたち;幼児期の全能感と「特別な私」;なぜ「校内暴力」は起きたのか;変わる子ども、変わらない教師;大人と「一対一」の関係を望む子どもは「一」ですらない;子どもに「近代」を埋め込もう)第2部 教育論者の子ども観を検証する(宮台真司―「社会の学校化」か「学校の社会化」か;和田秀樹―学力低下論の落とし穴;上野千鶴子―偏差値身分制と児童虐待;尾木直樹―学校告発はなぜ不毛なのか;村上龍―『13歳のハローワーク』とゆとり教育;水谷修―夜回り先生は「教師」ではない)終章 なぜ子どもは変貌し、いかに大人は対処すべきか大人と対等と信じ、他人を気にかけなくなった子ども。「プロ教師の会」代表の著者は教職40年で、この変化と格闘してきた。本書はオレ様化の原因を探り、個性化と社会化のあり方を問う。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
「人と社会」をキーワードに、環境、宗教から沖縄問題まで、「つながり」の意味を問いかける!著名な社会学部スタッフの学術研究の成果と市民の広範な知的好奇心が結合した講座の記録。1 人のつながり再発見(里山と環境保護活動―緑と人をつなぐ;現代社会の宗教―人のつながりと断絶;ことばのつながりと社会のつながり―東北や沖縄の方言を通して;選挙のコミュニケーション―メディアと対人関係;大学と市民―東京都国立市の町づくり)2 人と学問と社会のつながり(感性と社会―ベンヤミンの文学・芸術論に見るその関係;日本学を拓いたロシア人―エリセーエフとネフスキー;思想の伝播と影響―一八世紀フランスにおける啓蒙思想家と読者の知的交流;暴力の記憶と和解への道―スリランカ、ドイツ、沖縄)   Honya Club.com


JPY ¥3,520
第1部 多元化する宗教(宗教的ファンダメンタリズム;イスラームの持続と変化;仏教の多義性―戒律の救いの行方)第2部 周辺化する宗教(タイ華人社会の民衆教団;キリスト教の文化変容)第3部 突出する宗教(新宗教現象―暴力性の源泉;呪術の現代性―呪術論に見る現代西洋の他者表象;癒し;宗教とナショナリズム―上座部仏教の事例から)   Honya Club.com


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マーク・ボイル/モロトフ・カクテルをガンディーと 平和主義者のための暴力論    HMV&BOOKS online


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現在、政府は「教育改革」の名のもとに徹底して、教師のしめつけにとりかかっている。他方、子どもたちが、親たちが、学校と教師へ切実な要求をつきつけ、その動向を見守っている。この困難な時代を、教師としてどう生きるか―。民主主義と平和をきり拓く教育と、真の教育力の向上のために、研究者と現場教師が贈る教師論の共同労作。1章 人間を大切にする教育とは2章 未来を創る教師3章 教師としての生き方を問う4章 困難をどう克服するか(管理主義教育、その影響のなかで;教師の体罰・暴力をめぐって;子どもの自立をめざす進路指導;民主的自治活動としての部活動をめざして;地域と学校を結びつけるPTA活動)5章 歴史における教師像と教師の仕事6章 民間教育運動に生きる教師像   Honya Club.com


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第1章 ピーテル=ブリューゲルの生涯と作品(その生涯;ブリューゲルに関する先行研究とその問題;ネーデルラント全体史の理解)第2章 図像史料を読むうえでの方法論(美術史的方法論の成果と「限界」;アナール学派の成果と図像史料―文字史料以外の利用可能性;「エリート文化」と「民衆文化」―分離と再発見;歴史学における図像学史料論―ピエール=ノラの「記憶の場」を中心に)第3章 農民、農村描写におけるブリューゲル像の再構築(社会的結合関係(ソシアビリテ)―ブリューゲルの農村世界描写に見られる二重構造;同時代的視点の再構成―「名誉」に関わる「暴力」の描写について;農村世界の「記憶の場」―ブリューゲル作品に見られる祭り描写)第4章 「社会的周縁」を見る眼とブリューゲル(施しと救済―中近世ヨーロッパにおける「社会的周縁」のものたち;共存の視座―図像史料"盲人の寓話"と"足なえたち"を中心に;「記憶の場」にあらわれた「社会的周縁」―ブリューゲル2世の作品を用いて)第5章 歴史学的見地から見たブリューゲル像の再評価―ブリューゲルの前後の時代における絵画作品の変容(分離と再発見のはざま―ブリューゲルの再評価;失われる「民衆文化」、発見される「民衆文化」―農民描写と「社会的周縁」の描かれ方の変容;ブリューゲル作品の位置づけの再検討)   Honya Club.com


JPY ¥4,806
第1部 犯罪原因をめぐる諸問題(刑事政策の展開と領域;犯罪原因をめぐる理論と仮説;犯罪心理と犯罪行動;犯罪解明への刑事諸科学;家庭・学校にみる逸脱行動;少年非行とその対策;女性犯罪とその対策;風俗犯罪とその対策;暴力犯罪とその対策;経済犯罪とその対策;ホワイト・カラーの犯罪;政治犯罪とその対策;外国人犯罪とその対策;交通犯罪とその対策;軽犯罪とその対策)第2部 刑罰制度とその運用(刑事処遇の選択と量定基準;財産刑の運用とその効果;未決拘禁;拘禁形態と拘禁の病理;死刑制度と存廃論;自由刑と受刑者の法的地位;刑務作業;受刑者の教育とその評価;保安処分;少年への保護処分;社会内処遇;前科抹消と恩赦;被害者をめぐる諸問題;刑事政策と市民参加;刑事政策の新動向と課題)   Honya Club.com


JPY ¥1,122
人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。はじめに―SDGsは「大衆のアヘン」である!第1章 気候変動と帝国的生活様式第2章 気候ケインズ主義の限界第3章 資本主義システムでの脱成長を撃つ第4章 「人新世」のマルクス第5章 加速主義という現実逃避第6章 欠乏の資本主義、潤沢なコミュニズム第7章 脱成長コミュニズムが世界を救う第8章 気候正義という「梃子」おわりに―歴史を終わらせないために【「新書大賞2021」受賞作!】人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!【各界が絶賛!】■佐藤優氏(作家)斎藤は、ピケティを超えた。これぞ、真の「21世紀の資本論」である。■ヤマザキマリ氏(漫画家・文筆家)経済力が振るう無慈悲な暴力に泣き寝入りをせず、未来を逞しく生きる知恵と力を養いたいのであれば、本書は間違いなく力強い支えとなる。■白井聡氏(政治学者) 理論と実践の、この見事な結合に刮目せよ。■坂本龍一氏(音楽家)気候危機を   Honya Club.com


JPY ¥4,290
ドゥルーズ=ガタリの思想は、この時代の変動をいかに捉えているか。ミクロ政治学として知られてきたD‐Gにおけるマクロ政治学の力を解放すべき時代の到来を告げる画期的力作。第1部 原‐暴力―国家という前提(史的唯物論と国家‐形成の分裂分析;捕獲―国家力能の本源的蓄積概念のために)第2部 外‐暴力―戦争機械仮説(遊牧論―戦争機械仮説へ向けて;定式と仮説―国家による領有と戦争力能の系譜学)第3部 内‐暴力―資本主義公理系(資本の公理系―諸国家と世界規模の蓄積;マイノリティへの生成変化、革命的なものへの生成変化)結論 ミクロ政治は起こらなかった   Honya Club.com


JPY ¥5,500
五〇年代から六〇年代にかけて、戦後的な社会の枠組み、党派的な文化への拠り所が失われ、言語そのものに依拠する"ことばが語る時代"が始まる。前時代からの継続を暴力的に切断した「凶区」などの言語の断層、急勾配、崩落の現場に、詩の危機と転生を読みとる巻頭論考のほか、飯島耕一、大岡信、入沢康夫ら、戦後詩から離陸する詩人たちと、鈴木志郎康、天沢退二郎、吉増剛造、佐々木幹郎ら、六〇年代とそれ以降の詩を担った詩人たちについての論が激しく踵を接する。1 詩的断層十二、プラス一―"六〇年代詩"経験の解体・私論(断層十二;プラス一)2 戦後詩からの離陸(飯島耕一論;大岡信論;入沢康夫論―匿されているものの痛い破片 ほか)3 六〇年代詩とその行方(鈴木志郎康論;菅谷規矩雄論;天沢退二郎論 ほか)50年代から60年代にかけて、戦後的な社会や政治の枠組み、党派的な文化への拠り所が失われ、言語そのものに依拠する<ことばが語る時代>が始まる。飯島耕一、大岡信ら、戦後詩から離陸する詩人たちと、天沢退二郎、吉増剛造ら、60年代とそれ以降の詩を担った詩人たちについての論が激しく踵を接する。(月報=福間健二、岸田将幸ほか)   Honya Club.com


JPY ¥5,500
第1部 越境する民衆宗教(「宝山奇香」考―中国的メシアニズムとベトナム南部民衆宗教世界;二〇世紀、先天道の広東・香港からベトナムへの伝播と変容 ほか)第2部 東アジアの民衆宗教と近代―近代中国の場合(道徳的価値を維持するための神の暴力―湖南省における関帝廟の事例(一八五一ー一八五二年);清末民初期の明達慈善会と慈善事業 ほか)第3部 植民地期社会と民衆宗教―台湾・香港・ベトナムの場合(日本植民地初期、台湾総督府の宗教政策と宗教調査;植民地台湾と斎教 ほか)付論 民衆宗教研究の新たな視角とその可能性2009年に開催されたシンポジウム「越境する近代東アジアの民衆宗教」において発表された、諸報告を中心に編集した書。「越境する民衆宗教」「東アジアの民衆宗教と近代」「植民地期社会と民衆宗教」の3部構成。   Honya Club.com


JPY ¥1,430
山口県光市・母子殺害、茨城県牛久市・中学生傷害致死、兵庫県稲美町・高校生リンチ死事件ほか、少年凶悪犯罪によって家族を奪われた人々の悲痛な叫び。渾身のルポルタージュ。第1章 奪われた左目―歯科技工士襲撃事件第2章 「猛末期頽死」に奪われた少女―女子高校生ストーカー殺人事件第3章 ずさんな捜査と地域からの孤立―男子中学生傷害致死事件第4章 加害少年とその親の責任―少年リンチ死事件第5章 妻と娘を殺した少年に死刑を―山口県光市母子殺害事件第6章 少年事件の背景―取材ノートから第7章 少年院で少年は更生するか第8章 「少年と暴力」論少年凶悪犯罪によって家族を奪われた人々は、絶望の中でいかに生き続けるか。悲しみとの闘い、司法との闘い、助けられなかった後悔との闘い…。遺族の悲痛な叫びを集めた渾身のルポルタージュ。   Honya Club.com


JPY ¥528
「一見するといまの日本人は、暴力を厭う、きわめて善良で親切な人々なのですが、しかし一皮むけば、絶体絶命の場所に生きている他者にたいして無理解な、利己的で冷酷極まりない生き物なのです」という著者が、「正義」と「名誉」と「誇り」を失ってしまった日本人に鋭く突きつける、衝撃の日本人論。ベストセラー『なぜ日本人はかくも幼稚になったのか』に続く第二弾、遂に文庫化。第1章 卑怯者の烙印をおされた日本人第2章 名誉を取り戻すための戦い第3章 暴力と戦わない日本人第4章 醜悪な醜悪な日本人第5章 気分という海を漂う日本人第6章 日本人であることを忘れた日本人   Honya Club.com


JPY ¥2,136
全米で大ベストセラー、ナオミ・ウルフの「女性論」。男性優位の社会に対する怒りのダイナマイト。「女たちの現在」を描く。序章 美の神話とは何か第1章 仕事第2章 文化第3章 セックス第4章 拒食第5章 暴力第6章 美の神話を超えて   Honya Club.com


JPY ¥3,080
暴力"をめぐる言葉の支配権が争われている国際関係学/国際政治経済学。ファルス中心主義が蔓延する言論政治への介入の書。国際関係学を超えて―"暴力"はいかに議論されてきたか。言葉の意味が決められていくメカニズムを問い直す。第1章 国際関係学/国際政治経済学の危機―一九六八年パリ、一九八九年東欧、一九九九年シアトル第2章 国際政治経済学とミクロの欲望第3章 国際政治経済の文化論―ホモソーシャリティとヘゲモニー第4章 リーダーシップ論とファルス中心主義第5章 近代合理主義とIR/IPE―脱領土化を通してみるグローバリズム、リージョナリズム、ナショナリズム第6章 文化の政治経済学―国際文化教育の決定不可能性第7章 日朝会談:拉致被害者というサバルタン第8章 世界大戦とナショナリズム―E.H.カーとアレントの見た一九世紀欧州第9章 ネーション、ステートそして非/暴力―インドとデンマークの歴史が語りかけるもの「暴力」をめぐる言葉の支配権が争われている、国際関係学・国際政治経済学。ポスト「9・11」の今、「国際」を問う場を批判的に再考する。ファルス中心主義が蔓延する言論政治への介入の書。   Honya Club.com


JPY ¥1,430
「自由」は教えられるのか。参加者の「自主性」と「主体性」を引き出すとされるワークショップ。しかしそこでもある種の「権力」は生じうるのではないか。教師からも環境=アーキテクチャからも強制されない「真の自由」は可能か。プラトン、ランシエール、平田オリザ、國分功一郎、ハイデガー、ジャン=リュック・ナンシー、ラクー=ラバルトらのテクストを援用し、演劇、演劇教育から日常のコミュニケーションまで射程に入れた画期的自由論。第65回群像新人評論賞受賞作を大幅に加筆増補。第1章 演劇教育をめぐる自由と暴力第2章 声と中動態―ランシエールの教育思想第3章 俳優と上演―ラクー=ラバルトとジャン=リュック・ナンシー第4章 上演の倫理「自由」は教えられるのか。参加者の「自主性」と「主体性」を引き出すとされるワークショップ。しかしそこでもある種の「権力」は生じうるのではないか。教師からも環境=アーキテクチャからも強制されない「真の自由」は可能か。プラトン、ランシエール、平田オリザ、國分功一郎、ハイデガー、ジャン=リュック・ナンシー、ラク―=ラバルトらのテクストを援用し、演劇、演劇教育から日常のコミュニケーションまで射程に入れた画期的自由論。教える―学ぶ関係の非対称性、ケアにおける暴力性、ハラスメント、中動態と政治、声と不和、俳優と観客……さまざなトピックから現代における自由と倫理を問う大型評論。第65回群像新人評論賞受賞作「演劇教育の時代」を大幅に増補、書籍化。「芸術について論じることで、見えていなかったものが見える、聞こえていなかったことが聞こえる、理解される。そういう世界への道筋が考えられていたのです。より良き上演があるとすればそれは、上演することが観客の感性の世界に別の意味をもたらすものなのです。」   Honya Club.com


JPY ¥1,760
社会的人間が内包する暴力性とは何なのか?排除・闘争を通じて構造化される秩序とは?人間が持っている社会的欲望がどんな暴力現象となって現れどのように制御されるのかを解明し、そうした精神の構造に楔として打ち込まれる倫理の可能性を探る。序章 社会に内在する暴力第1章 欲望としての人間第2章 社会を形成する動力第3章 欲望論の系譜第4章 文字と貨幣と国家第5章 王権の類型第6章 言葉と暴力第7章 法から倫理へ社会的人間が内包する暴力性とは何なのか。人間が持っている社会的欲望がどんな暴力現象となって現れどのように制御されるのかを解明し、そうした精神の構造に楔として打ち込まれる倫理の可能性を探る。   Honya Club.com


JPY ¥7,700
作家の全著作をジャンル別ではなく、小説・評論・エッセイ・翻訳も含め、すべてを生成発表順に編集。1950年2月ー1951年1月。便乗型の暴力百万人の文学由起しげ子よエゴイストになれ水鳥亭温浴推理小説論「闘牛」の方向投手殺人事件「街はふるさと」作者の言葉街はふるさと我が人生観"歌笑"文化巷談師『異邦人』に就て新人に天命太郎(8)天命太郎―第一部第八回   Honya Club.com


JPY ¥3,520
第1部 脱構築の運命(栄光と転落;厳密なる非信頼性;現代的なエクリチュールは保守的か?;ジェンダー理論とイェール学派;ディコンストラクション、フェミニズム、教授法)第2部 空白の意味作用(猟犬、鹿毛の馬、雉鳩―『ウォールデン』のわかりにくさ;パナマの抹消―マラルメと歴史のテクスト;無知の教え―《女性たちの学校》)第3部 詩的言語と差異(奇妙な発作=適合―ポーとワーズワスによる詩的言語の本質論;詩的言語の暴力;マラルメの華―相互テクスト性についての考察)第4部 母親、ジェンダー、人種(母親としてのマラルメ;わたしの怪物/わたしの自己;メタファー、メトニミー、声―『彼らの眼は神を見ていた』における;差異の境界―ゾラ・ニール・ハーストンにおける語りかけの構造;頓呼法、生命化、妊娠中絶)   Honya Club.com


JPY ¥3,520
イメージ‐判明なるものイメージと暴力禁じられた表象異郷化をともなう風景判明なる振動仮面の構想力これまで数々のイメージ論を発表してきたナンシーのイメージ哲学を結集させた1冊。カントからハイデガーまでを貫く形而上学の問題に、「イメージ」という観点から切り込み、「世界」の再創造を目論む野心的試み。   Honya Club.com


JPY ¥1,859
諸大名が軍勢を率い御所を取り囲んで将軍に異議申し立てを行うかと思えば、没落した大名屋形には都市民衆が火事場泥棒に押し寄せる―。物騒で過酷に見える中世社会だが、その背後には独自の秩序と論理が存在していた。禁酒令、耳鼻削ぎ刑、梟首など意外で魅力的な視点から、中世社会を動的かつ大きな展望のもとに描いたデビュー作の増補決定版!序章 ふたつの室町文化第1部 室町社会の法慣習(「御所巻」考―異議申し立ての法慣習;中世社会の復讐手段としての自害―復讐の法慣習;政権抗争劇のなかの都市民衆―掠奪の法慣習 ほか)第2部 室町時代の都市生活(足利義持の禁酒令について;正長の徳政一揆と山門・北野社相論;ある室町幕府直臣の都市生活―『碧山日録』と「春公」についてのノート ほか)第3部 戦国時代の文化変容(室町後期における都市領主の住宅検断;織豊政権の成立と処刑・梟首観の変容;「耳鼻削ぎ」の中世と近世 ほか)終章「ハードボイルド」で「アナーキー」な、現代人には到底受け入れがたい中世社会を活写しながら、そこに存在する中世人独自の秩序を魅力的に描いてきた著者の原点! 「荘園制と室町社会」および原本に未収録だった幻の博士論文「序章」の一部と「終章」を収録。「喧嘩両成敗」も「大飢饉」も「耳鼻削ぎ」も、すべてはここから始まった――。 流罪に処されると、そのほとんどが道中で殺害されてしまい流刑地にたどり着くことさえできない一方で復讐を目的に自害し、また諸大名の軍勢が御所を取り巻いて将軍に異議申し立てを行うかと思えば、没落が確定した大名屋形には都市民衆が火事場泥棒に押し寄せる――。室町時代は現代人の目にはなんとも騒がしく物騒な社会に映る。しかし、それはよく言われる「自力救済」の暴力のみが支配する無秩序なものでは決して   Honya Club.com


JPY ¥5,500
第1部 序説(研究の性格と目的)第2部 曇ったイメージ、希望に満ちた現実(外国が抱くデンマークのイメージ;現代デンマークの概観)第3部 フォルケホイスコーレの起源(暴力なき革命―18世紀後半のデンマーク農地改革;デンマークのフォルケホイスコーレの起こり)第4部 デンマーク人の国民性に見るいくつかのテーマ(民主主義と平等主義;バランスと節度;ヒュゲ(hygge)、祝いの技法;福祉と社会的責任;鏡に映った虚像―デンマーク人の国民性の裏面)様々な角度から評価されつつあるデンマークという国は、一体どのようにしてできあがったのだろうか。アメリカの社会学者・人類学者であるボーリシュが、デンマークを徹底解剖する画期的文化論。   Honya Club.com


JPY ¥3,740
人為的な産物としての植民地主義の継続、それは受難や受苦の連鎖である―。冷戦を含めた戦争・占領・復興の重層性や、それによる東アジアという時空間の支配を問うために、「沖縄の占領」とそれに支えられた「日本の復興」の歴史的・社会的な実態を把握し、戦中期の植民地主義が継続する戦後日本のありようを明らかにする。1 占領と復興を問う(重層する戦場と占領と復興)2 軍事占領と性暴力(軍事占領と性暴力―問題の所在;沖縄のアメリカ軍基地と性暴力―アメリカ軍上陸から講和条約発効前の性犯罪の実態を通して;朝鮮戦争と女性―戦時国家による性暴力の類型と争点 ほか)3 被植民者の分断・連結・抵抗―新たな方法論と呼びかけのために4 日本の戦後復興とは何であったのか―沖縄と日本の一九五〇年代(日本の"戦後復興"を問い直す―問題の所在;閉ざされる復興と「米琉親善」―沖縄社会にとっての一九五〇年;アメリカ軍政下の戦後復興―一九五〇年前後の沖縄、そして奄美 ほか)差別的な秩序を構築しようとする支配形式=植民地主義の継続、それは受難や受苦の連鎖である──。「沖縄の占領」とそれに支えられた「日本の復興」の歴史的・社会的な実態を重層的に把握して、戦中期の植民地主義が継続する戦後日本のありようを解明する。   Honya Club.com


JPY ¥3,080
新聞、映画、文学、演劇、マンガ、カストリ雑誌、探偵小説、メロドラマ、消去される都市―"ヤミ市"を起点に広がった文化と表象を多角的に考察する。1 シンポジウム(戦後池袋の検証―ヤミ市から自由文化都市へ)2 都市とメディア(都市としての闇市;民衆駅の誕生―国鉄駅舎の戦災復興と駅ビル開発;読売新聞による「新宿浄化」キャンペーン―ヤミ市解体へのエール)3 ヤミ市の表象(敗戦後日本のヘテロトピア―映画の中のヤミ市をめぐって;小説テキストにおける闇市・闇屋の表象;石川淳「焼跡のイエス」から手塚治、梶原一騎、王金太「ReMember」―戦後マンガにおける闇市の表象分析)4 風俗と表現(占領期東京の小劇場・軽演劇・ストリップ―秦豊吉と東郷青児の邂逅;占領期のカストリ雑誌における原爆の表象;昭和二〇年代の探偵小説―『宝石』の作家たちと新宿;映画『君の名は』(一九五三ー一九五四)論―戦後的メロドラマの通俗性と感傷性)ヤミ市は欲望と暴力が支配する混沌であると同時に、欲望と暴力が秩序を確立していく世界だった。本書は、その誕生から解体までを都市開発の観点から検証するとともに、ヤミ市から始まる戦後文化を多角的に論じる。   Honya Club.com


JPY ¥3,520
「許される体罰行為」など存在しない。教育現場での体罰の暴力性を検証、学校教育法第11条但書(体罰の禁止)の意味と意義を明確にする。第1部 体罰の実態の概観(日本の体罰の実態;法概念としての体罰;体罰禁止の理念―日本型と英米型の比較;日本の体罰論をめぐる問題点と課題)第2部 体罰概念の明確化と混乱の克服(教育倫理学的アプローチの意義と方法;「体罰概念の混乱」の克服1―古典的な教育論・教育学に学ぶ:エラスムスの教育論から;「体罰概念の混乱」の克服2―古典的な教育論・教育学に学ぶ:ルソーの教育論『エミール』から;「体罰概念の混乱」の克服3―古典的な教育論・教育学に学ぶ:カントの教育学から;教育の倫理的態度の追求と「体罰概念の混乱」の克服 ほか)学校教育現場では、大阪市立桜宮高等学校の事件にみられるように、禁止されていることを知っていて体罰を行使している。教員たちは、なぜ「愛のむち」「スキンシップ」等といった「法的に許容される体罰行為」が存在しうると考えてしまうのか。本書では、学校現場での暴力性を応用倫理学的アプローチ(教育倫理学的アプローチ)によって検証し、学校教育法第11条但書(体罰の禁止)の意味と意義を再確認する。体罰論をめぐる教育論と法理論の接点を求めるべく、「体罰概念の混乱」を克服、「体罰概念」を明確にする。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
怒り・不安・恐怖に支配される子どもたち。きれる、かんしゃく、暴力、いじめ、不登校、リストカット…子どもの心の問題はどのように生じるのか。第1章 感情制御の発達不全とは第2章 3歳までの子育てにおける困難第3章 児童期以降に生じる困難第4章 児童期以降の親子関係における困難第5章 見立てと援助の方法論第6章 事例を通して―親の苦悩と覚悟と愛情、そして子の成長怒り・不安・恐怖に支配される子どもたち。きれる、かんしゃく、暴力、いじめ、不登校、リストカット…。子どもの心の問題はどのように生じるかを解き、支援の青写真を描く。   Honya Club.com


JPY ¥6,050
「時間」、「存在」、「他者」という問題は、いかなる途筋をたどり「超越論的なるもの」への接近として結実したか。フッサールの超越論的現象学の企てを徹底的かつ厳密に展開し、新たな問題領域を開拓する。〈斎藤慶典〉1957年神奈川県生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。慶応義塾大学文学部助教授。共著に「理性と暴力」など。    HMV&BOOKS online


JPY ¥2,200
女性たちが、自らの性的欲望を語りだしたのも、強いられた「女」からの解放のプロセスの一つであった。女たちは、自らの体験を共有しあうことで、極私的とされる性的快感すらも、男性の欲望を価値基準としていたことに気づいていく。性における男性中心主義の解体分析を越えて、フェミニズムの実践的な現在を考察する。衝撃の、シリーズ第五弾。第1章 "女"とは誰か第2章 "私"にとって男とは何か第3章 私は「私を女と云うな」と言う女である第4章 宗教と性座論 国家・暴力・性(金成禮;島薗進;大越愛子;井桁碧)日本の「思想の身体」を問うのにふさわしいテーマを選び、様々な分野の執筆者がそれぞれのしかたで鋭く探究。本書では、性における男性中心主義の解体分析を越えて、フェミニズムの実践的な現在を考察する。   Honya Club.com


JPY ¥6,490
社会においてなされるべきだと期待される「当為の法則」である風紀は、宗教的価値観と結びつきながら、あるときは明文化された規則として、あるときは暗黙のルールとして、社会と個人の内面に深く関わってきた。エジプト、イラン、ウズベキスタン、中国、フランス、ドイツ、サウジアラビア、アメリカ、日本、インドネシア、リトアニア、そして「イスラーム国」と呼ばれる異なる社会について、形成・維持・紊乱・再生という四段階から、その変容のプロセスを描き出す。なぜ、いま宗教と風紀か第1部 風紀の形成(「イスラームのルール」はどうつくられるのか―ムスリム女性の装いをめぐる事例から;「よいスカーフ」と「悪いスカーフ」の攻防とその境界―現代ウズベキスタンのヴェール論争;アルコール排斥の多義性と風紀の形成―現代中国における回族の実践と国家による宗教管理;伝統主義の撤退戦―近代ドイツのユダヤ教正統派による性道徳矯正の試み)第2部 風紀の維持(サウジアラビアにおける宗教警察の役割と変容―宗教による統治は何と対立するのか;現代イランの学校教育における宗教実践―イラン革命後の変化と現在;暴力の組織化と風紀の維持―移民・難民・排外主義を事例として;パワースポット・ブームと風紀―誰が神社を語るのか)第3部 風紀の紊乱(旧ソ連・ウズベキスタンにおける「婚外の性」とイスラーム―男が語るモラル;経堂教育と新式教育―二〇世紀初頭の北京ムスリムの教育改革をめぐる議論と実践;飲酒、性交、殺人の仏教―近代日本の戒律論)第4部 風紀の再生(「イスラーム国」の下での理想的生活;サウジアラビアの社会変革とジェンダー秩序―国家と宗教、SNS公共圏;現代アメリカにおけるユダヤ教の境界線―女性ラビをめぐって;「宗教と風紀」の「と」が意味すること)「宗   Honya Club.com


JPY ¥1,760
世界史的見地で語られる唯一無二の武士道論。そこから見えてくる武士のあり方、これからの日本人の身構えとは。第1章 騎士と武士―何が三地域での性格を分けたのか?(野生馬の馴化から二輪戦車へ;二輪戦車から騎兵へ ほか)第2章 武人と宗教―精神的権威の暗闘(古代インドの例;シナ仏教と日本仏教の性格 ほか)第3章 武士の勇気―山鹿素行の模索(鳶が鷹を生む;画期的出版物だった『甲陽軍艦』 ほか)第4章 武士と武器―日本刀のいろいろな意味(古いカタチと異常寸法;明治の「廃刀」は「条約改正運動」でもあった ほか)第5章 現代人にとっての武術―あたらしい覚悟と修練(武士も小暴力に悩んだ;武士とヤクザとの違い ほか)   Honya Club.com


JPY ¥4,620
武力紛争と貧困は現代世界の大問題。本書は、アフリカ、バルカン半島、アジアおよび中東地域の具体例をあげ「紛争」と「開発」の関係を理論と実践の両面から捉えた野心作。国際関係論、国際開発論研究者、学生の必読書。第1章 貧困、金銭的利益および暴力的紛争の政治経済学第2章 機構・ハードウエアとソフトウエア第3章 民衆・参加、市民社会およびジェンダー第4章 紛争の解決、転換、和解および開発第5章 紛争後の復興と開発第6章 開発、援助および暴力的紛争武力紛争と貧困は現代世界の大問題。本書は、アフリカ、バルカン半島、アジアおよび中東地域の具体例をあげ、紛争と開発の関係を理論と実践の両面から捉えた野心作。国際関係論、国際開発論研究者、学生の必読書。   Honya Club.com


JPY ¥3,080
社会のコミュニケーション構造の暴力性が露わになる高度情報化社会。メディアは、主流の価値観や意見を「常識」化させ、過去・現在の経験を「記憶」として編制し、政治的多数派の形成を推し進める。権力のテクノロジー、闘争・葛藤の過程としてのコミュニケーションを分析するとともに、オーディエンスの行為はメディアのパワーとどう関わるかを中心に、メディア文化の意味および可能性を問う。1 闘争としてのコミュニケーション(コミュニケーション理論の刷新と文化の批判理論)2 メディア文化の政治性を問い直す(メディア・スタディーズにおける「階級」概念の再構築;テレビドラマの言説とリアリティ構成―「テクスト」と「読み」をめぐるポリティクス;抗争するオーディエンス―公共の記憶をめぐる対抗とテレビジョン;規律化した身体の誘惑―『オリンピア』をめぐる人種・ジェンダーの問題系)3 社会システムの再編制(権力のテクノロジーと行為主体の再配備―情報化と社会的リアリティの変容;グローバル化とテレビの文化地政学―現代の戦争とメディア)4 世界との応答関係(幽霊を見る遊戯空間―ベンヤミン以降のメディア論)権力のテクノロジー、闘争・葛藤の過程としてのコミュニケーションを分析するとともに、オーディエンスの行為はメディアのパワーとどう関わるかを中心に、高度情報化社会におけるメディア文化の意味と可能性を問う。   Honya Club.com


JPY ¥3,740
1 近代ディアレクティクの本質2 カントの二律背反論をめぐる問題3 「カントの目的の国」考4 カントにおける美的判断と弁証論5 権利と暴力―フィヒテの契約説6 フィヒテにおける弁証法と決断7 シェリングの構想力とポテンツ論8 ヘーゲルの「媒介」思想9 ヘーゲルの無限判断とその諸相10 ヘーゲルの推理論11 自然と理性の弁証法―ヘーゲルの市民社会・国家論における   Honya Club.com


JPY ¥660
1(暗黒のユーモア―あるいは文学的テロル;暴力と表現―あるいは自由の塔;権力意志と悪―あるいは倫理の夜;薔薇の帝国―あるいはユートピア;母性憎悪―あるいは思想の牢獄)2(サド復活―デッサン・ビオグラフィック;文明否定から新しき神話へ―詩とフロイディズム;非合理の表現―映画と悪)澁澤龍彦 渾身の処女エッセイ集 マルキ・ド・サドの思想を縦横に紹介しつつ、フーリエ、マルクス、トロツキー、ブルトン、バタイユなどの精読を通して、テロル、暴力、自由、美、ユートピアなどについて独自の考察を開示し、自らの文学的位相を確然と宣言した記念碑的なエッセイ8篇。 「ソドムの120日」を始めとするサド文学論や、サドの生涯を簡潔かつドラマチックに密度濃くまとめた小論等、筆者の冴え渡る筆遣いで、20世紀のサドが生き生きと甦る。 サド的明晰性につらぬかれた筆者の過激な想念が、いま再び思想の〈現在性〉を問う、澁澤龍彦31歳時の"渾身"の処女エッセイ集である。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
東西冷戦の終焉から二〇年、政治学は複雑化する世界を記述するための豊かな言葉を失いつつある。ホッブスから丸山眞男まで、先哲の遺した思想をひきつつ、現実を正義と悪に二項化する言説の支配にあくまで抗し、政治学を学ぶすべての者が対峙すべき現代社会の課題を示す。序章 言葉が貧困化する時代―同時代史のために第1章 政治社会と憲法第2章 政治と暴力第3章 デモクラシー第4章 民族とナショナリズム第5章 「自由」と「平等」終章 知識人の復権のために東西冷戦の終焉から20年、政治学は複雑化する世界を記述するための言葉を失いつつある。ホッブズ、ロックからヘーゲル、マルクスを経て丸山真男、福田歓一まで、先哲の遺した豊かな思想を引照しつつ、現実を正義と悪に二項化する言説の支配にあくまで抗し、政治学を学ぶすべての者が対峙すべき喫緊の課題を提示する。雑誌「世界」(岩波書店)にて好評を博した連載を全面的に改稿、政治思想史への入門書としても最適の1冊。目次序章 言葉が貧困化する時代第1章政治社会と憲法第2章政治と暴力第3章デモクラシー 冷戦後の問題状況第4章民族とナショナリズム 冷戦後の状況第5章冷戦後の世界における「自由」と「平等」終章知識人の復権のために附論1政治思想の研究は政治学に対してどのような貢献ができるか附論2国を愛するということ 三人の思想家からの問い附論3共鳴しあう鎮魂・祈り・批判(李静和編『残傷の音』に寄せて』   Honya Club.com


JPY ¥1,540
草食クオリティが登場し人口が激増した江戸時代。ガンダムに見られる文と武の交替。AKB48新撰組論。TPPと鎖国。「こんな大胆な視野があったのか」。魅惑の東大歴史学者が、あなたに新しい日本史を教えます。一番新しくて面白い、とてもためになるジャパンヒストリー。第1章 肉食と草食の日本史(混沌の世界に暴力の光をあてる;中世の自由は殺される自由 ほか)第2章 歴史、政治体制、ロボットアニメ(文と武の交替という原型;自立できる女性は筋肉エリートを ほか)第3章 「ええ、あとづけの空論なのは承知ですが、それでも、AKBのことを話したいんです」(AKB48猿楽伝統演劇論;「会いに行ける」というアナログの価値 ほか)第4章 開国か、鎖国か。グローバル化かガラパゴス化か(TPPの元祖、平清盛;日本は既得権益派が強い国である ほか)草食クオリティが登場し人口が激増した江戸時代、ガンダムに見られる文と武の交替、AKB48新撰組論、TPPと鎖国…。魅惑の東大歴史学者が教える、一番新しくて面白い、ためになる日本史。   Honya Club.com


JPY ¥2,420
中世日本の浦々には、海賊・水軍などと呼ばれナワバリを生活基盤とする"海の勢力"が存在した。彼らは武士の世でいかなる存在だったのか。武家政権に重用されるも、戦国乱世に巻き込まれ、やがて姿を消すまでを描く。プロローグ 波の上から第1章 港と武力と徳政(暴力の港;政治権力と関;そして徳政)第2章 ナワバリを越えて(北条氏権力の置き土産;"海の勢力"と手を結ぶ室町幕府;癒着の温床;室町幕府と〈海の勢力〉の編成)第3章 冬の時代へ(戦国大名と他国者;廻船衆の台頭;織田信長と"海の勢力";秀吉海賊停止令の読み方)エピローグ 旅立ちの海補論 ナワバリと"海の勢力"中世日本の浦々には、海賊・水軍などと呼ばれナワバリを生活基盤とする〈海の勢力〉が存在した。彼らは武士の世でいかなる存在だったのか。武家政権に重用されるも、戦国乱世に巻き込まれ、やがて姿を消すまでを描く。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
ショック・ドクトリンは、一九七〇年代チリの軍事クーデター後の独裁政権のもとで押し付けられた「改革」をモデルとし、その後、ポーランド、ソ連崩壊後のロシア、アパルトヘイト政策廃止後の南アフリカ、さらには最近のイラク戦争や、アジアの津波災害、ハリケーン・カトリーナなど、暴力的な衝撃で世の中を変えた事件とその後の「復興」や、(IMFや世界銀行が介入する)「構造調整」という名の暴力的改変に共通している。二〇〇四年のイラク取材を契機に、四年をかけた努力が結実した本書は、発売後すぐ、絶賛する反響が世界的に広がり、ベストセラーとなった。日本は、大震災後の「復興」という名の「日本版ショック・ドクトリン」に見舞われてはいないだろうか。3・11以後の日本を考えるためにも必読の書である。第4部 ロスト・イン・トランジション―移行期の混乱に乗じて(資本主義への猛進―ロシア問題と粗暴なる市場の幕開け;拱手傍観―アジア略奪と「第二のベルリンの壁崩壊」)第5部 ショックの時代―惨事便乗型資本主義複合体の台頭(米国内版ショック療法―バブル景気に沸くセキュリティー産業;コーポラティズム国家―一体化する官と民)第6部 暴力への回帰―イラクへのショック攻撃(イラク抹消―中東の"モデル国家"建設を目論んで;因果応報―資本主義が引き起こしたイラクの惨状;吹き飛んだ楽観論―焦土作戦への変貌)第7部 増殖するグリーンゾーン―バッファーゾーンと防御壁(一掃された海辺―アジアを襲った「第二の津波」;災害アパルトヘイト―グリーンゾーンとレッドゾーンに分断された社会;二の次にされる和平―警告としてのイスラエル)ショックからの覚醒―民衆の手による復興へ戦争,津波やハリケーンのような自然災害,政変などの危機につけこんで,あるいはそれを   Honya Club.com


JPY ¥2,640
米コロラド州の映画館で起きた無差別銃撃事件の犯人は、口の大きく裂けた"ジョーカー"のメイクをしていた。そしてその時劇場では『ダークナイトライジング』のプレミア上映が行われていた…。アメリカの傷跡に浮かび上がるコウモリの表象―『スーパーマンの誕生 KKK・自警主義・優生学』に続くアメリカン・スーパーヒーロー論の第2弾!プロローグ 恐怖の見世物第1章 自己言及するスーパーヒーロー第2章 9.11の影の下に第3章 敵はどこにいた(いる)のか?第4章 壊れた英雄エピローグ 分裂を解消する力業附論 なぜ、ジョーカーが、バットマンの師たりうるのか?:ジョーカー再考映画『バットマン ビギンズ』(クリストファー・ノーラン監督による〈ダークナイト・トリロジー〉の第一作)では、バットマンことブルース・ウェインが、幼いころ目の前で両親を殺された体験が描かれる。理不尽な暴力によって大切なものをいきなり奪われてしまったのである。この体験がもとでウェインは、突然両親がいなくなるという虚無感、犯人が別の事件で死亡したことによる怒りの対象の喪失といった、解消しようのない苦悩、あるいは衝動を抱え込むことになる。 そうした内部に鬱積した「向けるべき対象」のない苦悩、あるいは衝動を解放する手段として選ばれたのが、かつて自分を恐怖させたコウモリという表象へと自らを置き換える、あるいは分裂させることだった。かくして"暗鬱なヒーロー"バットマンが誕生する。 他の選択肢がなかったという意味で、バットマンは呪われているともいえる。だから、彼の物語にはスーパーマンのような能天気さはない。なぜなら、バットマンとは、内なる苦悩、あるいは衝動を解放するための経路にすぎないのであり、極端にいえば自分が「正義」を行っているかどうかはも   Honya Club.com


JPY ¥2,200
資本主義のグローバル化で再定義される国家と市場の関係を「暴力」と「富」の権利から考察する。第1章 暴力の生態学的考察にむけて(なぜ暴力は生態学的考察の対象となるのか;生態学的考察にむけた暴力の概念的整理 ほか)第2章 日本における暴力独占の過程(国家の形成を思考するための理論的基礎;刀狩りにおける権力のロジック ほか)第3章 近代政治システムの生成と変容(近代政治システムと暴力;国家のゆらぎ? ほか)第4章 国家と資本主義の関係(『資本論』から国家と資本主義の関係を読み解く;公共事業を通じて考える国家と資本主義の関係 ほか)第5章 暴力への権利と富への権利―二つの「権利」から国家と資本主義の関係を考える(グローバル化のなかで再定義される暴力と富への権利;戦争の民営化について ほか)グローバル化の進展により近代国家のシステムは変容を迫られているが、なぜ国家は資本主義のグローバル化でも消滅しないのか。「暴力」と「富」の権利と資本主義との関係を通して考察していく論考集。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
村上春樹「中国行きのスロウ・ボート」論―対社会意識の目覚め村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』論―ピンクとブルーの対位法『ノルウェイの森』を徹底批判する―極私的村上春樹論村上春樹と三島由紀夫行く者と行かれる者の連帯―村上春樹『スプートニクの恋人』妻・母を演じる専業主婦―村上春樹『TVピープル』の女性たち現実に傷を与え返すこと―村上春樹の「成熟」と暴力をめぐって20世紀の「時間」意識:夏目漱石と村上春樹個人化の時代における寛容のかたち―村上春樹と他者への態度村上春樹にみるポスト構造主義的消費者ドイツにおける現代日本文学の受容―村上春樹の場合台湾における日本現代文学受容について―読者の村上春樹世界   Honya Club.com


JPY ¥2,530
生の不安、死の気配、神の不在、「無」の存在論、極めて不明瞭で捉えどころのない、理性の力では解き明かせないめくるめく神秘的体験、そして聖なるものへの熱く苦しい渇望―バタイユの思索を中世ロマネスク美術や北方ルネサンス、ゴシック建築の大聖堂などを背景に、ニーチェ、ヴェイユ、岡本太郎その他、バタイユと深く関わった作家、思想家を通して論ずる意欲の論集。大聖堂の追憶―ジョルジュ・バタイユと限界体験黙示録の彼方へ―ロマネスク芸術と生命の横溢聖なるコミュニケーション―ヴェイユとバタイユの場合根源からの思索―ブランショのヴェイユ論バタイユの『空の青』ある劇場国家の悲劇―「人間失格」と無用性の東西トリノの風―クロード・ロランと最後のニーチェ聖なる暴力―ニーチェ、バタイユとともに夜の遺言―岡本太郎とジョルジュ・バタイユ生の不安、死の気配、神の不在、「無」の存在論。バタイユの思索を中世ロマネスク美術や北方ルネサンス、ゴシック建築などを背景に、ニーチェ、ヴェイユ、などバタイユと深く関わった作家・思想家を通して論じる。   Honya Club.com


JPY ¥5,390
一三‐一六世紀、マムルーク朝下のカイロやダマスクスでは、支配層から一般民衆に至る人々が結びあうさまざまな関係性のなかで、社会が営まれた。ヨーロッパ/アジアという二分法を超えてイスラームの都市社会を描いた社会史・都市史の名著。中国社会とイスラーム社会を比較した補論「ヒエラルヒーとネットワーク」を併載。第1章 マムルーク朝における都市の変遷第2章 都市の生活におけるマムルーク体制第3章 都市社会第4章 政治システム―マムルーク朝国家と都市の名士層第5章 政治システム―暴力と無力のはざまの一般民衆第6章 結論―中世ムスリム都市における社会と政治体制補論 ヒエラルヒーとネットワーク―中国社会とイスラーム社会の比較一三─一六世紀、マムルーク朝下のカイロやダマスクスでは、支配層から一般民衆に至る人々が結びあうさまざまな関係性のなかで、社会が営まれた。ヨーロッパ/アジアという二分法を超えてイスラームの都市社会を描いた社会史・都市史の名著。中国社会とイスラーム社会を比較した補論「ヒエラルヒーとネットワーク」を併載。   Honya Club.com


JPY ¥1,650
「失われた20年」を経て"尖った連中"が死屍累々を築くのを横目に、変幻自在にオタク的・サブカル的・ヤンキー的フレーバーを身にまとい、今を楽しく生きる"最近の若いやつら"。ロードサイドに集う地元のリア充達は、なぜあんな"ヌルい"カルチャーで満足できるのか―彼らのしなやかでしたたかな生き方に学ぶ、こじらせ系中年のための処方箋。第1章 国道沿いの小さな幸せ(「コンビニ、ショッピングモールにはなんでも揃っている」;地元は友達さえいればなにも恐くない ほか)第2章 オタクもサブカルもヤンキーもいなくなった(私が出会った"尖った連中"たち;はじめに反抗ありき―校内暴力、暴走族、スケ番の時代 ほか)第3章 オタク/サブカルの年の取り方―消費と差異化ゲーム、その行き着く果てに(サブカルは精神疾患する「商品選択」してしまう;自分には足りないアイデンティティを、サブカルで買う ほか)第4章 国道沿いに咲くリア充の花(マイルドヤンキー論を巡る誤解―ファスト風土の人々は本当にダメなのか;「コミュ力」「リア充」というスラングの台頭 ほか)第5章 追いかけてきた現実(軟着陸している人は、案外いるもんです;シーンの最先端は、もう若い人達に任せたって構わない ほか)「失われた20年」を経て、"尖った連中"が死屍累々を築くのを横目に、変幻自在に今を楽しく生きる"最近の若いやつら"。彼らのしなやかでしたたかな生き方に学ぶ、こじらせ系中年のための処方箋。   Honya Club.com


JPY ¥2,750
第1部 連続するいじめ自殺事件(青森・野辺地中学校熊沢憲君のいじめ自殺;熊沢憲君が残した遺書の真実;愛知・東部中学校大河内清輝君のいじめ自殺;ひとりの少女の旅立ち―メルヘンの世界に遊ぶ浮遊惑;二〇〇〇年代後半、多発するいじめ自殺;福岡・三輪中学校森啓祐君のいじめ自殺;滋賀・大津市A中学校、いじめ自殺事件)第2部 現代のいじめをどうとらえるか(文部科学省のいじめ調査・対策の問題点と批判;現代のいじめをどうとらえるか;安心と信頼のいじめのない子ども世界を)いじめ問題にかかわる論稿を収録。暴力的いじめから遊び的いじめに特徴が変化。近年ではいじめているという意識が希薄化している。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
歴史と記憶、記号論、消費と労働、表象文化、都市空間…あらゆる思考の出発点、ヴァルター・ベンヤミン(1892‐1940)の主要作品群『翻訳者の課題』『歴史の概念について』『暴力批判論』『複製技術時代における芸術作品』を徹底的に読み解く。序論言語について 2―『翻訳者の課題』を読む 後半暴力について―『暴力批判論』を読む歴史について―『歴史の概念について』を読むメディアについて―『複製技術の時代における芸術作品』を読むベンヤミンを理解し、深めるための参考書歴史と記憶、記号論、消費と労働、表象文化、都市空間など、あらゆる思考の出発点、ヴァルター・ベンヤミンの主要作品群「翻訳者の課題」「歴史の概念について」「暴力批判論」などを徹底的に読み解く1冊。   Honya Club.com


JPY ¥2,640
現代の三賢人が語りつくした「10(平成後期10年間)+1(10年後の未来に向けて)」の全記録―世界は、社会は、人々の心は、どう変わったのか。忘れられたハイエクの議論どうすれば品性を絶やさずにいられるか超越的なものの導入暴力と権力との関係について考える沖縄問題は難しい正義論ブーム道徳への関心アメリカ政治の幅日本の保守って?多数派の専制〔ほか〕現代の三賢人が語りつくした「10(平成後期10年間)+1(10年後の未来に向けて)」の全記録――世界は、社会は、人びとの心はどう変わったのか?『週刊読書人』に2009年から2018年まで掲載された「年末回顧鼎談」に、〈「あとがき」にかえて〉と題した語りおろし(4万字)を合せて、11本の鼎談を全収録。各ページには、テーマを理解するための手引きとして、詳細な註を付す(作成=綿野恵太)。 二度の政権交代、トランプ政治、大阪維新の会、東日本大震災、脱原発運動、ウィキリークス、イスラム国、格差社会、正義論ブーム、ビッグデータとアグリゲーター、熟議デモクラシー、TPP問題、大学の劣化・学問の危機、吉本隆明の死、慰安婦問題、戦争責任、ヘイトスピーチ、リベラリズムの困難、未来の戦争、戦後象徴天皇制、集団的自衛権、ダイバーシティ、AI統治、ポスト・トゥルース…… 現代の社会を読み解くために、必読の書。   Honya Club.com


JPY ¥1,980
日韓「合意」は「慰安婦問題」の解決をはるか彼方に遠ざけてしまった。私たちは侵略と植民地支配の歴史をしっかりと見据えてきたのだろうか!?戦後70年を過ぎ歴史認識の根本を抉る!第1部 問われる日韓「合意」(解決には程遠い今回の日韓「合意」;いま何が問われているか;「合意」の全面無効を―朝鮮民主主義人民共和国の反応;台湾政府は口先だけの対応をやめるべき;戦時性奴隷とされた女性に歴史的正義を―オーストラリア政府がなすべき対応)第2部 「朴裕河現象」を考える(「和解」論批判―イラン・パペ「橋渡しのナラティヴ」から学ぶ;感情の混乱と錯綜―「慰安婦」についての誤ったふるい分け;植民地解放闘争を矮小化する戦略―朴裕河『帝国の慰安婦―植民地支配と記憶の闘い』;新しさを装った歴史修正の動き;『帝国の慰安婦』における資料の恣意的な援用について―千田夏光『従軍慰安婦』の場合;「『帝国の慰安婦』事態に対する立場」声明の経緯と今後の方向―歴史的不正義に対抗するトランスナショナルな連帯に向けて)第3部 朝日新聞記事訂正問題を問う(「吉田証言」は本当だった―公文書の発見と目撃証人の登場)第4部 植民地主義と知識人の責任を問う(日本知識人の覚醒を促す―和田春樹先生への手紙;「慰安婦」問題と学問の暴力―植民地主義とヘイト・スピーチ)日韓「合意」は「慰安婦問題」の解決をはるか彼方に遠ざけてしまった。私たちは、侵略と植民地支配の歴史をしっかりと見据えてきたのだろうか。朴裕河現象から70年談話、日韓「合意」へと連なる動きの根本を抉る。   Honya Club.com

(PR) 殺人率

JPY ¥838
自殺率はアメリカの2分の1、殺人率にいたってはアメリカの10分の1の超平和な国ニッポン。低い殺人率と自殺率にもっとも貢献しているのが、若年層で、20代以下の殺人率はここ40年間で10分の1に減り、中年の殺人率より若者の殺人率が低いという世界で唯一の国になった。少年事件の現場を歩き続けている大谷昭宏と、アウトローの世界から現代日本の問題を告発し続ける宮崎学が、野蛮な中年層の代表として、平和憲法的"進化"を遂げる日本人を叱咤激励する。必読の日本人論。第1章 準備体操のような前戯―日本の世界最低殺人率は進歩か退化か?第2章 勃起としての殺人―日本の殺人事件史第3章 透明なボク―マニュアル殺人の誕生第4章 殺人も暴力もないアカルイミライ―自殺からテロへ世界最低の殺人率を誇る超平和な国ニッポン。少年事件の現場を歩き続ける大谷と、アウトローの世界から日本の問題を告発する宮崎が、野蛮な中年層の代表として、平和憲法的"進化"を遂げる日本人を叱咤激励する。   Honya Club.com


JPY ¥2,530
家族に対して付与されてきた虚像、根拠のない「思い込み」に気づき、変化し多様化する家族を、「病理的形態」ではなく「問題解決」に取り組む「開かれたシステム」として考える。1 はじめに―「家族とはーである」なんてきめつけられない2 変化する家族(住まいから見る日本型近代家族論;家族の比較文化論;家族の人口学)3 多様化する家族(法律婚と事実婚;国際結婚;高齢者家族;同性婚・パートナーシップ制度)4 問題解決する家族(ファミリー・バイオレンス;少年非行と家族;親密な関係性における葛藤と暴力―問題解決にむけた新しい臨床論;教育と家族―日本における一九九〇年代を焦点にして)5 家族と外部社会(家族とコミュニティ;家族と国家政策)家族に対する虚像、根拠のない思い込みに気付き、変化し多様化する家族を、病理的形態ではなく、問題解決に取り組む開かれたシステムとして考える。一筋縄ではいかない家族の姿を明らかにし、家族について考える書。   Honya Club.com


JPY ¥2,200
九州の片田舎で育った少年の、胸躍らせた見果てぬ夢は…。18歳で上京して30年かけて見て書いた、注目の娯楽映画評論集。第1章 『007』私論―或るヒーローの跫音(ショーン・コネリーの時代;ロジャー・ムーアの時代;ロジャー・ムーアからティモシー・ダルトンへ)第2章 闘う女たち、男たち(『グロリア』―新旧比較論;『エイリアン2』―私の一本の映画 ほか)第3章 映像の職人ジョン・バダム(その優れた時代性と娯楽性;その優れた時代性と娯楽性 続)第4章 頑張れ!日本映画(『浪人街』―失いかけたアイデンティティーを取り戻す戦い;『春の鐘』―心象風景に照応する歴史を秘めた美 ほか)第5章 シネマ・ドランカーの千鳥足映画評(ジョゼ・ジョバンニと北方謙三;『ロストボーイ』―飛翔感がもたらすリズム;『48時間』―ノーライト、ノーレフによるリアリズム溢れる臨場感;『セブン』―アーティスティックに描かれる暴力)   Honya Club.com


JPY ¥3,097
1 スポーツ倫理研究の基礎理論(序論―スポーツ倫理学の課題;スポーツ倫理学の研究方法論;ルールの倫理学)2 現代社会とスポーツ倫理(スポーツと暴力;体育座り―体育授業における暗黙の身体的暴力;スポーツとドーピング;「スポーツと薬物」をめぐる問題;スポーツと人種差別;体育・スポーツにおける男女平等;スポーツと宗教;現代社会とスポーツ倫理)3 スポーツ指導者の倫理(コーチの倫理的諸問題;競技スポーツにおけるコーチの倫理;スポーツにおける審判員の倫理)   Honya Club.com


JPY ¥3,850
民主化研究のグローバルスタンダードへ。民主主義と非民主主義の二分法を脱し、「選挙」の知られざる役割とその「意図せざる帰結」のメカニズムを明らかにする。序章 歴史的転換点に立つ民主化研究第1章 非民主制における選挙の情報収集能力―理論と実証第2章 権威主義体制における選挙景気循環―グローバル・データを用いた実証分析第3章 独裁体制における競争選挙のジレンマ―1937年ソ連と1965年メキシコにおける制度改革の比較分析第4章 民主的政党間競争とエスノポリティクス―中東欧10カ国の計量分析第5章 紛争後社会における反政府勢力の政治参加と暴力―政治体制と政治制度が及ぼす影響第6章 民主主義体制下での民族紛争終結のメカニズム―2001年から2009年までのスリランカの事例第7章 ロシアにおける「民主化の失敗」論再考―サマーラ州の事例にみる民主化とその隘路民主化研究のグローバルスタンダードへ。本書では、非民主主義から民主主義への移行や、民主化したばかりの国家がその体制を定着させようとする過程で直面する政治過程のパターンを明らかにする。   Honya Club.com


JPY ¥550
母原病、登校拒否、家庭内暴力…、親子の問題はひとすじなわではいかない。100歳の親の面倒をどうやって見たらよいのか、頭を抱える80歳の子の悩みも深刻だ。親になるとは何か?子であるとはどういうことか?根本にさかのぼって考える、なだいなだ流親子論。第1章 動物の親子第2章 人間の親第3章 めぐりあいと別れ第4章 親子の関係と社会第5章 ある親たち第6章 文化と親子第7章 親子の理解第8章 親子と教育付章 親の目・子の目   Honya Club.com


JPY ¥3,080
本書は、前半で、レイプについて言われてきた「神話」を検討。その中でも、「レイプは性的欲望から起こるのではない」という新たな神話の誤りを明らかにすることに、多くのページを費やしている。後半では、レイプはもちろん、セックスの強制、しばしば女性に加えられる性的な烙印その他に抗するための「性=人格原則」について論じた。1 レイプの神話学(くつがえされたレイプ神話と新たなレイプ神話;レイプと性的欲望(ウェストの「男性性の代償行為」論;ウェストが言及した諸研究;アミルのサブカルチャー論とマッケラーの著書 ほか))2 レイプと「性=人格原則」(性の自由と「性=人格原則」(性の自由と性暴力;性的な自己決定権;性的自己決定権の制約原理としての女性の平等権);反「性=人格」論批判(上野千鶴子氏の反「性=人格」論;性暴力と親密性の価値;買売春と性的烙印 ほか))「レイプは性的欲望から起こるのではない」という新たなレイプ「神話」の誤りを明らかにし、日本を代表するフェミニスト・上野千鶴子のセクシュアリティ論を詳細に検討し、真っ向から批判する。   Honya Club.com


JPY ¥3,960
共産主義への「入党なき共鳴と自由検討」の立場から、「暴力とは何か」というアクチュアルな問いを投げかける。ケストラー作品について、またモスクワ粛正裁判についての情報を記した詳細な訳者解題、さらに附論として、シェーラー、マルセル、サルトル作の3編への書評を収める。ヒューマニズムとテロル(テロル;ヒューマニズム的展望)キリスト教とルサンチマン『存在と所有』J=P・サルトル『想像力』自由主義陣営と暴力的な共産主義という図式が流布していた1947年に書かれた本書は、ベルリンの壁とソ連崩壊後に生きるわれわれに何を投げかけてくるのだろうか? 批判的考察の対象とされているのは、1940年代に書かれたケストラーの作品、そして1938年のモスクワ裁判である。今では遠ざかってしまった時代のこうした事柄をとりあげた本書を、しかし一貫して流れているのは「暴力とは何か」という、まさに今日的な問題である。「絶対的非暴力は結局のところ、すでにでき上がった世界、それもうまくでき上がった世界という観念に立脚している。」「われわれは純粋さと暴力のあいだで選択するのではなく、多様な種類の暴力のあいだで選択するのである。われわれが受肉している限りで、暴力とはわれわれの宿命なのだ。」こうしたメルロ=ポンティの言葉は、かつてないほど世界のそこここで暴力の遍在を感じざるをえない今、リアリティをもって読む者に迫る。ケストラー作品について、またモスクワ粛正裁判についての情報を記した詳細な訳者解題、さらに附論として、シェーラー、マルセル、サルトル作の3編への書評を収める。「絶対的非暴力は結局のところ、すでにでき上がった世界、それもうまくでき上がった世界という観念に立脚している。」「われわれは純粋さと暴力のあいだで選択するのではなく、多様な種類   Honya Club.com


JPY ¥3,850
文化を生成する身体感性について、芸術、スポーツ、教育を具体的なトピックとして、日独米三名の哲学者・教育学者が語る。文化と学問分野を超えたダイアローグの実践がここにある!第1章 身体・運動・世界制作第2章 "手"の世界制作について第3章 歴史人間学とは何か第4章 ミーメーシスの視点からみた教育と暴力第5章 美学的問題としての「娯楽」第6章 身体感性論と教育第7章 スポーツの音声文化性と文字文化性―身体言語と芸術第8章 日常生活における健康スポーツの今日的意義―社会学的・哲学的視点から第9章 ニーチェ、フーコー、そしてスポーツにおける英雄主義第10章 ドイツにおけるスポーツ科学―歴史と展望身体・人間・教育・芸術・スポーツの哲学について、日独の研究者が縦横に論じる。学問が境界を超えて実践的な力と面白さをもつことを示す。人間は身体的存在である。人間が行為によって社会(=世界)を構築するのは身体運動による。身振りやリズムが重要な役割を果たすが、その際機能するのが「ハビトゥス」「実践感覚」「ミーメーシス」である。これらの概念について日独の三名の研究者が学問分野を超えて論じた講演を基に、ダイアローグという応答形式で論を展開する。   Honya Club.com


JPY ¥5,280
大学の危機と学問の危機第1部 フッサールとハイデガー(フッサール現象学の学問論的展開;フッサール哲学における世界問題の起源;空間と身体―フッサールの空間論;フッサールと理論−実践−問題;科学の実在論的概念への道―ハイデガーの科学論)第2部 科学批判の可能性(科学の相対化と方向づけ―科学批判の一視座;専門家と素人―科学批判の一前提;学部の争い以後―大学への問いの地平)第3部 現象学と社会科学―理性と非理性(日常の彼岸と此岸―フッサールからシュッツへ;"遊び"と社会科学;生活世界と合理化―ハーバーマスに対する現象学的批判について;暴力の現象学的批判に向けて;暴力とコミュニケーション―或る傷害事件を見る眼;専門家と信頼―「信頼」への問いの方向性)現象学からみた科学批判を14の論文から構成した書。   Honya Club.com


JPY ¥3,080
これまで戦争犯罪、特に戦時性暴力がどのように裁かれてきたのか、過去の戦犯裁判と、現在の各国における紛争時の人権侵害への取り組みから明らかにする。「裁く」ことの意味を問い直し、戦犯裁判をジェンダーの視点から描く。〈内海〉1941年東京都生まれ。恵泉女学園大学教員。著書に「朝鮮人BC級戦犯の記録」ほか。〈高橋〉1956年福島県生まれ。東京大学助教授。著書に「戦後責任論」など。    HMV&BOOKS online


JPY ¥4,180
歴史的神秘性を宿している天皇の存在は、柳田国男が腑分けした〈祖霊信仰―産土信仰―氏神信仰―天皇信仰〉という経過を辿って天皇制心理を形成している。本書では天皇信仰の幻想と制度的実体との葛藤に論及しつつ、天皇制国家の作為と自然の思想的構図を追究した。1 近代国家の形成と天皇制(天皇神学の創出;国体論の形成;伊藤博文論;平田東助論;千石興太郎論;明治民法と家イデオロギーの形成)2 民衆思想と天皇制(在村的暴力の形成;南方熊楠と神社合併反対運動;「愛国心」形成の歴史像;天皇制支配と禁忌;「常民」に宿る天皇信仰;象徴天皇制と地方自治の構造)3 ナショナリズムと国家(北一輝と未完の革命;昭和維新思想の根拠;大正期民衆のナショナリズム;昭和民衆精神史ノート;近代日本と情念;現代保守主義の思想的位相)4 家と民衆(家と土への回帰;「家」の思想)   Honya Club.com


JPY ¥2,750
ツチ虐殺(ルワンダ)、「民族浄化」(旧ユーゴ)、そして…くり返されるジェノサイド、その処罰へと世界は動き出した。1990年代以降、国際戦犯法廷で判示される「人道に対する罪」「ジェノサイド」の罪および同二罪の適用を受ける戦時性暴力―その法理と解釈を詳細に検討し、戦争犯罪論の課題を示す。第1章 不処罰を超えて(ベルギーの挑戦―普遍的管轄権の新展開;戦争犯罪法廷の動向 ほか)第2章 歴史のなかのジェノサイド(ジェノサイドの世紀;ジェノサイドの罪の解釈 ほか)第3章 ジェノサイド強姦(ジェノサイド強姦とは何か;日本軍「慰安婦」問題―人権小委員会五二会期 ほか)第4章 上官の責任の法理(上官の責任とは何か;ICC規程二八条の解釈 ほか)第5章 侵略の刑法学―日本法理の歴史意識(「主体性」の源流;戦前と戦後を「つなぐ」 ほか)国際関係における正当性の原則はどこにあるのか。ジェノサイド条約成立までの歴史を振り返り、ジェノサイド概念の成立過程を明らかにする。また、その法理と解釈を詳細に検討し、戦争犯罪論の課題を示す。   Honya Club.com


JPY ¥3,520
2001年ー2015年。構築主義をめぐる議論の地平を越え、新たな動態的歴史像をめざして秩序形成/解体の過程を再考する、歴史研究の多様な試みに光をあてる。第1章 歴史学と時空間(地域論・時代区分論の展開;「東アジア」と「世界」の変質;中央ユーラシア史研究の展開;イスラームと地域論;ヨーロッパ・アイデンティティ)第2章 社会統合/国家統合の動態(国民国家論以後の国家史/社会史研究―構築主義の動態化/歴史化にむけて;「人のつながり」と中世日本;身分論の新展開;社会統合と政治文化―近世−近代ヨーロッパ;性売買・日本軍「慰安婦」問題と国家・社会;感染症と権力をめぐる歴史学;地域の歴史としての社会主義;国家統合と地域社会)第3章 社会階層と生活世界(民衆史研究・社会運動史・社会史研究と今日の歴史学;民衆と暴力;地域社会と民衆運動;地域と生活世界の再編;植民地近代性;グローバル格差と地域社会―ラテンアメリカの場合)   Honya Club.com