帝として、女として―自らの運命と闘った女性天皇に「人生」を学ぶ。生きるヒントとしての女性天皇史。第1章 推古天皇―初代女性天皇誕生第2章 皇極・斉明天皇―歴史を動かした「つなぎ役」第3章 持統天皇―セレブ妻の意地を通した"女傑"天皇第4章 元明天皇―"咲く花の匂うがごとし"平城京を完成第5章 元正天皇―生涯独身も恋に生きる第6章 孝謙・称徳天皇―箱入り娘の反逆第7章 明正天皇―菊と葵のハーフ&ハーフ第8章 後桜町天皇―明治維新の原点となった女性天皇◆帝として、女として──自らの運命と闘った女性天皇に「人生」を学ぶ!日本における「女子力」の発祥を古代の「女帝」たちの存在に求め、彼女たちが「女帝」として君臨したわけ、その実力はどのように発揮され、歴史を作り上げてきたのかをひもとく。さらに歴史に「女帝」として名を残す女性たちが、「自分の生き方の壁」をどう乗り越えて生きたか、現代の女性が抱える悩みに重ね合わせる。◇本書「まえがき」より抜粋私は15年間に渡って、放送作家という立場から、皇室番組を担当してきました。もっと皇室について知り、誰もがオープンに皇室に対しての思いや意見を言うことは、とても大切なことだと感じています。そして、女性天皇の存在を多くの方に知ってもらいたいと思っています。歴代天皇は現在の今上天皇まで125代を数えますが、その中で女性天皇はわずか8人(※二度即位した人物もいます)に過ぎません。しかも、彼女たちが歴史の表舞台に引っ張り出された背景には、政治的な思惑や時の権力者たちの都合によって、本人の意志に関係なく即位を強いられ、その運命に従わざるを得なかったという経緯が存在します。そうなのです。女性天皇は、一人の女性としての幸せを望むことなど、夢のまた夢であり、自らが選んだ
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