増え続ける"登校拒否"と"特別支援学級"、心の病で休職、「やってられない」と退職する教員たち…終わりなき"学力競争"が教育現場をここまで荒廃させている。2019年まで小学校教員を務めた著者が、安倍政権下での国家主義に基づく"超管理教育"の危うさを訴え、さまざまな角度から"学び"の本質を問い直した、教師・保護者必読の書。第1章 四〇年で小学校教育はこんなに変わった("七五三教育"の時代;"ゆとり教育"の時代;「日の丸・君が代」論争について;二〇一一年の大転換)第2章 知られざる小学校の行事と驚きの教育内容(小学校の三大行事と自治的諸活動;無理難題だらけの「学び」;現在の「学び」をまとめてみると)第3章 日本の教育史から「学び」を考える(前近代の教育;近代の教育;戦後教育)第4章 ブラック化する現代教育(教育制度はどう変えられたか;「学び」の内容がどう変えられたか)第5章 保護者に知っておいてもらいたいこと(終わりなき「点数学力」戦争;保護者には批判力が必要)安倍政権下での"上意下達"の〈超管理教育〉の危うさを訴えるとともに〈学び〉の本質をさまざまな角度から掘り下げた、教師・保護者必読の書。「これおかしくないですか?」●職員会議が、管理職からの指示をパソコンで伝える場となっている。●ほとんどの小学校教諭が「英語」を教える免許を持っていないのに、英語の授業をさせられている。●授業時間が詰まり過ぎていて、子どもたちは給食を15分で食べなければならない。●教員の仕事量は年々増え続けているのに、「働き方改革」で「残業するな」と管理職から言われる。そのために教員はみな家に仕事を持ち帰っている。昨年定年退職するまで38年間"物申す平教員"を貫いてきた著者が、現役教員になりかわって一般には知られて
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