「住宅」は誰のものなのか? はじめは一人の思いから始まったのかもしれない。しかし、それをかたちにする建築家、そこで人生を育む家族がいて、やがてその思いは、社会や歴史へと受け継がれてゆく――。本特集は、大正末年から現在まで、「日本の住宅100年」を通覧しながら、さまざまな「家」と「わたし」の豊かな物語を繙いてゆく。◆目次[巻頭特集]藤井厚二が手がけた昭和初期のモダン住宅「八木邸」藤井厚二に学ぶ「日本の住宅」という思想 文=松隈章[日本の住宅クロニクル1924-2005]選・文=倉方俊輔?:戦前篇岡田信一郎「鳩山一郎邸」/藤井厚二「聴竹居」/土浦亀城「土浦亀城邸」/前川國男「前川國男邸」?:50年代篇清家清「私の家」/アントニン・レーモンド「カニングハム邸」/吉阪隆正「浦邸」/菊竹清訓「スカイハウス」?:60年代篇吉村順三「軽井沢の山荘」/篠原一男「白の家」/東孝光「塔の家」/鈴木惇「細谷邸」?:70年代篇毛綱毅鋼「反住器」/原広司「原邸」/安藤忠雄「住吉の長屋」/坂本一成「代田の町家」?:80年代篇石井修「目神山の家5」/伊東豊雄「シルバーハット」/高松伸「修学院の家?」/山本理顕「HAMLET」?:90年代篇野沢正光「相模原の住宅」/難波和彦「箱の家1」/藤森照信「ニラハウス」/アトリエ・ワン「ミニハウス」?:2000年代篇手塚貴晴+手塚由比「屋根の家」/妹島和世「梅林の家」/西沢立衛「森山邸」/藤本壮介「T house」[語り継ぎたい、わたしの「家」の話]その1:尾?行雄邸保存プロジェクト「世田谷イチ古い洋館のゆくえ」 漫画家・山下和美、笹生那実/寄稿=しまお・まほその2:「私たちの家」から「小石川の住宅」へ 林昌二・林雅子/安田幸一その3:「塔の家」の今と、これから 東利恵その4:プーライエの50年 鯨井勇その5:スミレアオ
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