斬新な発想で音楽を極めた天才。追い求めた「叫び」と「祈り」、そして「根源」を呼び起こす響き、日本文化のありようを芸術へと昇華させた生涯とは。日本の音楽界をけん引した作曲家の人生と活動の軌跡をたどる。第1章 幼少期から少年期第2章 デビューまでの道のり第3章 駆け抜けた20代第4章 多岐多彩なる仕事第5章 音楽家の立場第6章 黛敏郎が目指したもの日本が誇る作曲家をわかりやすく紹介するシリーズが文庫化!《涅槃交響曲》をはじめ、大作映画『天地創造』、《スポーツ行進曲》、オペラ『金閣寺』など、クラシック音楽から現代音楽まで多くの名曲を生み出した作曲家、黛敏郎。テレビ番組「題名のない音楽会」では司会も務めた日本を代表する音楽家の人生を追う。※ 本書は小社刊『日本の音楽家を知るシリーズ 黛敏郎』(2018年)(GTB01095141)を一部加筆修正し文庫化したものです。■著者について西 耕一(にし・こういち)日本の作曲家を専門に企画・プロデュース・執筆を行う。これまでに放送局、大学、研究機関の依頼による企画協力や、プロオーケストラのプログラム解説執筆で評価される。近年の主な仕事として、日本の管弦楽曲100周年、伊福部昭百年紀シリーズ、芥川也寸志生誕90年、渡辺宙明卆寿記念、佐藤勝音楽祭、菊池俊輔音楽祭、渡辺岳夫音楽祭、黛敏郎メモリアルなどをプロデュース。代表的執筆はCD『松村禎三作品集』(NAXOS)解説など。?永 洋明(とくなが・ひろあき)1973年生まれ。小学1年生で「音楽の広場」に出会い、芥川也寸志を心の師と仰ぎ作曲家を志す。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。1996年、也寸志が保存に奔走した奏楽堂における第七回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第2位を受賞。2003年、イタリア・ボローニャでの「2agosto」国際作曲コンクール第3位受賞
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